兄の仇なんて。 (ページ5)

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入学３ページ5

…今、自己紹介した後学園長先生と言う人の前に正座をしているのだが。

学「(ｼﾞｨ～ｯ)」

…凄い顔を見つめられている。

何だろ…何か付いてる？

でも違和感無いし。

このままではいつまで経っても話が進まないので、私は口を開いた

「あの、私入学したいんですが。」

学園長先生は私が急に口を開いた事に驚いたのか、少し目を見開いた後、仕切り直すように咳払いを1つした。

学「…理由を教えて貰おうかな？」

来たな、この質問。

「…忍術を習いたいからです。」

ただその一言。

下手に長々と言うと怪しまれてしまうかもしれない

学「…本当にそれだけ、かの？」

ﾄﾞｷｯ)

「…はい。」

学園長先生は先程よりも目をギラつかせて私をマジマジと見る

学「…ふむ、まぁよい。お主、歳は？」

「14です。」

学「ならば5年生に編入となるな、忍術の知識とやらは恐らく遅れていないじゃろう。

先程小松田くんの気配を感じていた様じゃからの。」

見てたのか…流石だな。

学「＿＿＿＿＿＿しかし…うぅむ」

心の中で関心している私を置いて、学園長先生は少し悩んだ様に顎に手を当てる

「…何か問題でも」

学「…それがの、くのいち教室には上級生が居らんのじゃあ」

まぁなんと。

学「お主忍たま教室に入る、という事でも良いかの？」

「ええ、大丈夫です。」

元はと言えばその為に来たんだもんな、まぁ殺すなんてつもりは無いけど。

学「よし、じゃあそうと決まれば部屋の案内じゃ。

＿＿＿＿＿＿降りて来なさい。」

学園長先生がそう告げると天井裏から黒い忍装束を来た大人達が降りて来た。

まぁ気配で分かってはいたけど…こんなに居たとは。

木「私は5年い組実技担当の木下鉄丸だ。宜しく頼む」

「はい、こちらこそ。」

学「木下先生、この者を部屋に案内してあげなさい」

木「はっ、では来なさい。」

「はい。」

その後は普通に5年生用の忍装束を渡され、案内された自室で着替えてまた学園長先生の庵に来るようにと言われた。

あ、ちなみにお金は貯金してた分で足りたみたいよ。