兄の仇なんて。 (ページ18)

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挨拶ページ18

あれから何とか校庭に到着した

…善法寺先輩だけボロボロだけど。

校庭には、学年ごとに色とりどりの忍装束を着た忍たま達が。

私は、先生方の列に並んで待機。

今からこんな大勢の前で自己紹介するのか……うっ、ちょっと緊張してきた…！！

長い学園長先生の話が終わり、とうとう私の自己紹介へ

学「＿＿＿＿＿＿では笹井A、朝礼台の方へ。」

ﾄﾞｷｯ

「…はい。」ｽｯ

朝礼台の階段三段程を登る…と、地上で見るより忍たまの数が多く感じた

わ、すご…

学「では自己紹介を頼む…」ﾎﾞｿ

私は頷いて忍たま達を見渡した

「訳あって五年い組に編入する事になりました、笹井Aです。よろしくお願いします。」

と言い、一礼すると少しザワつき始めた

「え？くのいち教室じゃないのかな…？」

「…女の子、だよね？？」

「い組だって、頭良いのかな？」

そこかしこでヒソヒソと話し声が聞こえる。

学「＿＿＿＿＿＿静かにっ！！」

学園長先生のその一言で会話がピタッと止んだ

さすが学園長。

学園長先生に＂もう良い、下がれ＂と言われたので朝礼台を降りる。

そこから再び先生方の列で学園長先生のお話を聞く。

そして暫くして、学園長先生が朝礼台から降り、解散となった

「この後、どうしよう…まだ何処に何があるか分かんないし」

一人で悩んでいたその時、後ろから「笹井先輩！！」と呼ばれた

私は驚き、＂先輩＂と呼ばれた事に照れ臭さを覚えるも振り返る。

「えっ」

そこには、たった一人の声からは予想も出来ない程の同じ忍装束を着た大人数(おおにんずう)の子供達が居た。

＿＿＿＿＿＿

…果たして室町に朝礼台と言う物はあるのか((