個人的＃６３ ページ24
機械オンチがスマホ持ってるって、どういうこと。
「…このスマホ、さ。何に使ってる？」
「え?メールくらい…。後、目覚まし」
ま、メールしてくる人いないから、基本目覚ましだけど。
そう付け加えて、俺の持っている自分のスマホをのぞき込む。
くっそ。悔しい。
スマホを目覚ましとか、贅沢。
しかも、ほとんど機能使ってないじゃんか。
敗北感がハンパない。
……別に、戦ってないけどさ。
「で、どうすれば変えられるの？」
「あ、それなんだけど、」
ずずい、と身を乗り出してくるA。
………近い。
Aの髪の毛が、くすぐったい。
「えっと、この『設定』っていうところ押して」
てかさ、こんなにはっきり『設定』って書いてあったら普通気づくと思うけど。
「で、『本体設定』って言うところだと思う。……たぶん」
「いや、たぶんって何なの。たぶんって」
だって、俺スマホ使うの初めてだし。
「あ。あったよ。これかな?」
これかな?と聞かれ、見たときにはすでにそこを押していた。
慣れた手つきで、スクロールしていくのが悔しい。慣れてる感が出てて、超悔しい。
「これでいいのかな?えっと、ほら。『着信音の変更』ってあるよ」
「なら、それでいいと思う…うん」
なれたように、スマホで設定を
機械オンチって言うのは、まじっぽいけど。
ま、こういうのは慣れるけどさ。
すると、突然音楽が流れだした。
「うわっ。え、な、なにこれ…、」
まるでそこに、謎のアプリがインストールされたような慌てぶりで俺にスマホを突き出してくる。
…あ、そういうこと。
着音の視聴、っていうところがあるから、そこを押したんだと思う。
現に、”停止”という文字が表示されている。
俺はそこを押して、Aに返した。
「うわわ…!とまった………!!」
すると何を思ったか、また”再生”ボタンを押すA。
「ああ!また、なんかよく分かんないけど流れた!!」
わたわたしてるA。
筋金入りの機械オンチだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イナじい＝なっちゃん - こちらこそ、ありがとうございました！超×１０００嬉しいです！ (2014年11月29日 18時) (
レス) id: 85aee8a223 (このIDを非表示/違反報告)
＊璃々＊(プロフ) - イナじい＝なっちゃんさん» 一番なんて嬉しいです!更新停止にして、おきますね! 後、偉そうなんてことないですよ!意見を言ってくださって嬉しいです。コメント、ありがとうございました! (2014年11月28日 18時) (レス) id: 390fae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
イナじい＝なっちゃん - 偉そうなことを書いて、申し訳ございませんでした。 (2014年11月28日 18時) (レス) id: 85aee8a223 (このIDを非表示/違反報告)
イナじい＝なっちゃん - うちも更新停止のほうがいいと思います！このお話、ずっと見てて面白かったしうちが見てて一番だったんです！『本当に！』ですからうちは２を選びます。でも最終的に決めるのは*璃々*さんです。ゆっくり慎重に考えてください。 (2014年11月28日 18時) (レス) id: 85aee8a223 (このIDを非表示/違反報告)
＊璃々＊(プロフ) - ケイトさん» 今のところ更新停止中です!たまに、更新する予定です…。コメント、ありがとうございました! (2014年11月28日 16時) (レス) id: 390fae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊璃々＊ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tennensui57/
作成日時：2014年10月9日 20時
