空 色 少 女 [鬼滅の刃] [イナアレ]

１３.別れ By凌兵 ページ13

凌兵「……あぁ」


凌兵はさっきの寂しそうな顔から少し和らいだ顔となっていた

凌子「Aちゃーん、そろそろ行くわよー」


A「はーい！」

そこで凌子さんのところへ向かおうとしたとき

ｷﾞｭｯ

凌兵が手を握ってきた


凌兵「……また…あえるよな？」


A「……もちろん！」


そこで凌兵は少し微笑むように笑っていた


凌兵「……またな」


そう言って握っていた手を離した


A「うん！」

そうして私は

ｶﾞﾁｬｯ

灰崎家から出た



By凌兵

最初あった時なんて驚いたし変なやつだとも思った

草の音が聞こえて行ってみたら身体を縛られた俺と同じくらいのやつがいたんだからな。

それにあいつ、こんな状況だったのに冷静に


A「すみません！これ、といてもらえませんか？」

なんて言ったんだ

ふつう連れ去ったやつかもしれないんだから怯えてるだろ

まぁそう思っていたのは本当に最初だけだったけどな

……なぜか初めてあいつの笑顔を見た時に顔に熱が集まるのを感じたんだ


初めて呼び捨てで呼ばれた時もそうだった


……これはなんなのだろうか


Aから貰った人形を茜にやるときに聞いてみたんだ

そしたら

「……凌兵！それはこいなんじゃない！？」

そう言われてなぜか焦った

その様子を見て

「もうふたりはわたしのしんゆうだからおうえんしてるよ！」

とまで言われて

ああ！もうっ！ とも思ったが



ーーああ、そうかもしれねぇ と思う自分もいた

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