23話 あ〜さ〜めがさめて〜 ページ24
自然にゆっくりと目が覚める。
いや、まだ起きたとは言い難いが、とにかく今、私は体をのんびりと起こして伸びをした。
貴「……あー」
時計を見るともうすぐ昼の1時。
まあ休日ならば平常運転である。
ふと左手に違和感を感じてあくびをしながら見ると、そこには純白の天使が(Aヴィジョン)。
貴「……こ、これはっ!!」
一瞬で目が冴えた私は、とりあえず携帯でその天使の寝顔を連写した。
昨日からずっととっているために、ついに『大天使金ちゃん』というフォルダができた。最高。
ほかにも芥川さんの寝顔だったり鳳の目もくらみそうな笑顔だったりと、3次元用フォルダはあったのだが、まさか金ちゃん専用を作ることになろうとは。
恐ろしい子……っ。
思う存分、満足するまで様々な角度から写真を収めた私は、とりあえず金ちゃんを起こさぬようにそっと部屋から出て一階のリビングへ。
なにやらリビングの方からは声が聞こえてきた。
どうも少し人数がいるらしい。母さんの声のほかに男の声がいくつか聞こえる。
……これは、まさか。
それからの行動は早い。
階段を3段飛ばしで降りれば一階になどすぐに到着。
そこから短い廊下をダッシュしてリビングへスライディング！……しようとしてドアが閉まっていることに気が付き断念。改めて勢いよく扉を開いた。
母「あらA。おはよう」
「おそよーさん、A」
「なんや。お前不規則な生活してんなー。あかんで」
「不規則な生活は美容の大敵よ」
「小春はこれ以上きれいになったらあかん」
「金ちゃんは起きてこんか」
「……」
まず私はドアを勢いよく閉めて3段飛ばしで階段を駆け上がり、5メートルもない廊下をダッシュし、金ちゃんを起こさないようにそっと部屋に入ってPCを立ち上げ、立ち上がるまでに同人を読もうと本棚に手を伸ばした。
その瞬間。
「何や失礼なやつやなー」
関西弁でそういって私の部屋に許可なく入ってきたのは、浪速のスピードスター、忍足謙也。
この人は忍足さんよりましなので嫌悪感は抱いていない。
だがしかし。
謙「おおっ、なんや漫画とかゲームとかめっちゃあるやん。……って、うわ、すごいでこれは……」
貴「謙也さん謙也さん、何女子の部屋勝手に漁ってんですか」
謙「え？あかんの？」
貴「あかんでしょ。いや、あかんでしょ」
謙「大事なことだから2回言ったんか」
貴「大事なことだから2回言いました」
「何してんねんお前ら」
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葉奈(プロフ) - そうですww作者がにこにー推しですww (2015年5月17日 19時) (
レス) id: b46f08eacb (このIDを非表示/違反報告)
ユール - えーと…にこにー？ (2015年5月15日 18時) (レス) id: 63bdae9473 (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - ありがとうございます！がんばって更新しますのでよろしくお願いします！！ (2014年11月30日 18時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
ｙｕｎｙｕｎ - 合格、おめでとうございます。本当に良かったですね。更新、楽しみにしてますね。 (2014年11月30日 15時) (レス) id: 329a32a11c (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - 雪代さん» ありがとうございます！！！ 頑張りますのでよろしくお願いします！ (2014年11月10日 22時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hana1/
作成日時：2013年10月27日 21時
