母からの愛4 ページ30
Aside
琴「いつもいつも私の邪魔をして。
自分だけ幸せになるつもり？」
A「……」
琴「あんたのせいで、あの人は、ソラは死んだのよ！
あんたが身代わりになればよかったのに。私はね、あんたなんか大っ嫌いなの！」
私に降り注がれるたくさんの言葉たち。
もう慣れた。
でも最近たっちゃんたちといたから宝生にずっといた時よりは心に来る。
琴「もう二度とあんたの顔なんか見たくないわ！」
そう叫んだお母様は、さっさとどこかへ行ってしまった。
「大丈夫ですか？」
立ち上がった私に、数人の使用人が駆け寄ってくる。
A「大丈夫です。
あの、一つ伝言いいですか？」
使「はい、なんなりと。」
A「葉山が駐車場で今車の準備をしています。
葉山に先に荷物だけを届けるように言ってもらえますか？
私は自分で行くから大丈夫だと伝えてください。」
使「ですが…」
A「お願いします。」
使「・・・畏まりました。
くれぐれもお気をつけて。」
A「ありがとうございます。」
私は使用人たちに会釈をして、その場を離れた。
たった1人、宝生の敷地から出る。
心の中で何かが、ぷつっと音を立てた気がした…
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ナナハ(プロフ) - さん» ありがとうございます。☺️ (2022年4月4日 11時) (
レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
- 好き！ (2022年4月4日 11時) (レス) id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
- (2022年4月4日 11時) (レス) @page4 id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
ナナハ(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます。直しますね。 (2022年4月3日 13時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 件さってなってますよ (2022年4月3日 13時) (レス) @page3 id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナハ
| 作成日時：2022年4月2日 20時
