試合前日 ページ2
明日の勝敗指示はどうなんだろう。
やはり、負けは決まっているのかな…。
そう考えながら、試合には出さないでくれと願っていると天馬に引き止められた。
周りにいる先輩達は何事かとこちらを見つめたが、練習中だからか声をかけない。
「ちょっと、」
彼は言いづらそうに顔を曇らせた。
その様子を見て、練習抜けますとキャプテンに告げ人目を避けるためにある場所に向かった。
＿＿＿＿＿
―屋上
ここなら誰もいないし大丈夫だろう。
フェンスに寄りかかり天馬と向き合った。
「悠也は剣城と仲いいよね」
『まあ……ね。彼がどうかしたの？』
視線は合わない。
言うことを躊躇っているようにも見えた。
「……こないだ、一緒に病院にいたよね？」
それに対して何も答えないでいると天馬はぽつりと言葉を続けた。
「実はあの時、俺もいたんだ。剣城のお兄さんの話しも聞いちゃって…それで」
『何を聞いたの？』
「うん……。屋上から悠也が出てった後に剣城がフィフスセクターの……黒木さんと話しているのを聞いたんだ」
よかった。どうやらボクらのことではないようだ。
ほっとし、話しを続けてと促す・・・・思考が止まった。
「剣城は、お兄さんのためにシードになったんだ、って」
『ッ!?それどういう意味』
彼と目が合う。その瞳は知らないのかと困惑と共に訴えかけていた。
「お兄さんのために…………フィフスセクターが手術費を支払うことを条件に従っているんだ！」
その言葉を聞き、ある人物の姿が浮かんだ。３年前に見た……あの赤い王様だ。
オレを自由にしてくれたあの人が…？
クソッ＿＿
嘘だろと思いつつも同時に行き場のない怒りが溢れてくる。
『なんで無理矢理。兄弟ほど強い絆はないとでも言うつもりかよｯ！(ﾎﾞｿｯ)』
「それで・・・悠也？」
『・・・・帰るわ』
「え、ちょっと待って！」
『あー先輩にはオレが仮病だとか言っといて…言わなくてもいいけど』
彼の返事も聞かず扉に手をかけた。
(ごめん……天馬…兄貴たち。
これから…迷惑かけるわ)
ある場所へと向かうために＿＿
ラッキーアイテム
革ベルト
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梅ラー油 - ちょーーーーー！！面白いですぅぅぅ！！！！！続きがものっそい気になります！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張って下さい！！！ (2015年4月30日 21時) (
レス) id: 2d325b8118 (このIDを非表示/違反報告)
#みけのマリー#(プロフ) - 初めまして！夢主ちゃんものすっごくかっこ可愛いです((更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2014年11月3日 19時) (レス) id: aead862b93 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください (2014年4月27日 15時) (レス) id: e0841f77f7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀｀)(プロフ) - はじめまして!!とても面白いです☆続きが楽しみです!!更新頑張って下さいＯ(≧∇≦)Ｏ (2014年3月16日 20時) (レス) id: d5a5edc222 (このIDを非表示/違反報告)
源 蒼矢(プロフ) - コメありがとうございます！ちょー嬉しいです(*^o^*)
更新なるべく頑張ります…ね。壁｜_;)) (2014年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a076a2a4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：源 蒼矢 | 作成日時：2013年12月14日 17時
