JUMPが私のパパ！？2

44.いってきます(有岡side) ページ44

薮｢よし、準備OKだな｣

涼｢大ちゃん、頼んだよ｣

大｢おう！まかせろ！｣

『いってきまーしゅ！』

｢｢｢行ってらっしゃい！｣｣｣

保育士さんと顔見知りの俺が送り迎えを担当することになったけど、意外と平気そうで良かった(*´꒳`*)

『ねぇねぇ、だいちゃ？』

まだ少しよちよちしてる（名前）に合わせて、手を繋ぎゆっくり歩いているとその手を引っ張られる

大｢ん？？どした？｣

『……ほいくえん、たのしーかな？』

大｢そうだなぁ、先生もいるし、友達もできるかもな！まぁでも不安だよな、けど慣れれば大丈夫だよ｣

『…うん』

そんなことを話しながら歩いているとあっという間に保育園についた。入口前につくと（名前）の足が止まってジッと地面をみてる。どうしたんだろう。

大｢（名前）？？｣

『ｸﾞｽ……ﾋｯｸ…』

え、泣いてる？？
そうだよね、不安だよね
けどごめん、今日は保育園に行ってもらうしかない

楓｢あ！おはようございます。お待ちしてました｣ﾍﾟｺ

大｢おはようございます、今日は（名前）をお願いします。｣ﾍﾟｺ

『……………………』

楓｢（名前）ちゃん？おはようございます(ﾆｺ
（名前）ちゃんのくらすの楓先生です。よろしくね？｣

『………………』ｺｸｺｸ

あらら、俺の足に隠れちゃったよ…
さてさて、問題はきっとここからだよな……(^_^;)

楓｢じゃあ、早速園の中にどうぞ。お父さんも一緒に来てあげてくださいね｣

お父さんじゃないけど、まぁいっか(笑)

大｢（名前）行くよ｣

あれ、部屋着いたけどまだ誰も子供来てないんだ。

楓｢ここが今日（名前）ちゃんが1日過ごすひよこ組です。私と拓海先生で担当してます。今はバスの送迎で出てますがお迎えの時に挨拶させていただきますね。｣

へぇ、男の保育士さんかぁ

楓｢ではそろそろ……｣

大｢はい、そうですね…(苦笑)｣

（名前）はさっきからキョロキョロしては不安そうに俺と楓先生を見てる。頼むからいい子にバイバイしてくれー！

楓｢（名前）ちゃん？パパお仕事だって、いってらっしゃいしよっか｣

『……うん、いってらったい…』

大｢行ってくるね。いい子にするんだぞ？｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『…ぁぃ』

やっぱり元気はないけどそれでも泣かないでいてくれただけ助かった！

大｢じゃあ、よろしくお願いします！｣

楓｢はい！お預かりします。｣

大｢いってきます。（名前）、バイバイ！｣ﾊﾞｲﾊﾞｲ

歩きながら手を振ると（名前）も振り返してくれた。

仕事頑張るぞ！

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