二十六匹 ページ27
さて、寝るとなったのだが、どうやらいつもの寝床の臭いではないせいか
とても布団や部屋を嗅ぎ回ってどうにも落ち着かない様子だ。
理鶯「A、そろそろ落ち着いたか?」
貴「うぅー、まだ、なんかや。におい、ぜんぜんちがう。」
そう言って唸りながら背中を床に擦り付けるA。
そんなAの手を優しく引いて布団に引き摺り込む。
小官の胸に頭を擦り付けて唸るA。髪を撫でて小官が遊んでいると
貴「!りおーのにおい、ちょっとする。」
理鶯「そうか?」
貴「ん!りおーの、ふあふあのにおい!ふへへ、おちつくね〜(フニャ」
ふにゃりと笑って小官に抱き着くAを抱き締めて
理鶯「Aは、この家の匂いがするな。」
貴「ん!ボクのにおいじゃないね。」
理鶯「………Aは、小官の匂いが似合うぞ。」
貴「へへ、ん!りおーはボクのにおいといっしょ!」
笑うAは本当に可愛らしくて守ってあげたくなる。
理鶯「そうだな。Aは小官のものだな。」
貴「?りおーの?」
ふと、口から出てしまった言葉。何故
自分でもこのような事を言ったのかは分からないが
何だかそう言う事で小官自身も安心出来た気がした。
理鶯「あぁ、小官はAのものだ。だがAは小官のものでもある。」
貴「そっかァ、じゃァ、ずっと、いっしょ?」
理鶯「当たり前だ(ニコッ」
貴「ん、りぉ、と、いっ、しょ、ずっと、だぃ、すき…zzz」
理鶯「ッは、?A……」
小官もAの事は好きだ。だが何故こんなにも
心臓が激しく鳴り響くのだろうか。
翌朝迎えに来た左馬刻の車で事務所に戻る。
何だか一郎が左馬刻に熱く語っていだが、仲直りしたのだな←
事務所に着いたAは周りを嗅ぎながらクルクルと歩き回っている。
左馬刻「何してんだ?」
理鶯「昨日いつもの匂いじゃないと落ち着いていない様子だったから
自分の匂いを嗅いで落ち着こうとしてるんじゃないか?」
左馬刻「へー、匂いなんて俺様は血ぐらいしか敏感じゃねぇからなぁ。」←
暫くすると落ち着いたのか、床に背中を擦り付けてゴロゴロし始めた。
貴「うぅ♪(ゴロゴロ」
理鶯「どうやら機嫌が上がったみたいだな。」
左馬刻「おーおー、俺様の事務所の床に背中擦り付けて汚れんぞ(グイッ」
Aを立たせて背中を払う左馬刻はやはりいい男だ。
貴「そふぁーならいい?」
左馬刻「おー、好きなだけグリグリしとけ。」
貴「ふへ、ぐりぐりー!」
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クロ(プロフ) - 虹華さん» 何時にしましょうか、ほんと、悩んでます!; (2023年4月10日 13時) (レス) @page28 id: 694dce32e1 (このIDを非表示/違反報告)
虹華(プロフ) - 可愛いかよ…一生推したい、この二人……挙式はいつですかねぇ(末期) (2020年8月12日 22時) (レス) id: 36c698cab4 (このIDを非表示/違反報告)
黒耀(プロフ) - あさん» そんなことを言ってくださるあなた様が尊いですm(*_ _)m← (2019年8月25日 22時) (レス) id: 6196cbc98e (このIDを非表示/違反報告)
あ - 尊い…。 (2019年8月23日 0時) (レス) id: 3c5fe7961d (このIDを非表示/違反報告)
黒煙(プロフ) - 十六夜さん» ありがとうございます!夢主ちゃんも理鶯さんも、可愛くかけるように頑張ってるのでそう言っていただけると嬉しいです!!更新頑張ります!!!! (2019年8月1日 2時) (レス) id: 5fa825777d (このIDを非表示/違反報告)
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