It will use the stand [ジョジョの奇妙な冒険] (ページ19)

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第十九話 It is good even if the ページ19

ポルナレフはそっと、ゆっくりと、一枚ずつめくる。

「どうした、さっさとめくれ！」

ダービーは焦るように言葉を放つ。

一枚目 …「7」
二枚目 …「7」
三枚目 …「7」

ダービーは、泡を吹いて倒れた。

「……スペード、ダイヤ…クローバーの「7」だ。スゲエ、こいつ…本当に勝ちやがったッ！」

ポルナレフは喜びもあったが、先にダービーにDIOについて聞こうとした。

「さあ、話してもらおうか。」

「キャハハ、ハハハー。やあ、ぼくとトランプしよーよ～ォ。」

しかしダービーは既に自我を無くし、まるで壊れた人形のようになっていた。

「……こいつ。ダメだこりゃ、こんなんじゃ喋ってくれなさそうだぜ。」

泡を吹きながら倒れたダービー、再起不能(リタイア)。

「それにしても、岩埼さんはどうしてあの手札が三枚とも「7」だと…。もしかして、わからなかった、とかではないですよね。」

花京院はおそるおそる聞いてきたが、岩埼はクスリと鼻で笑った。

「あ？そもそもオレ、ダウトは名前しか知らなかったぜ？ただダービーの野郎と勝負してみたかっただけだ。」

するとジョセフ、ポルナレフ、花京院までもが「えっ？！」という顔をした。

「…じゃ、じゃあよ…もし三枚とも「7」じゃなかったらどうしてたんだよ。」

しかし岩埼は呑気にさあな、と答えた。

空条はいつものようにやれやれと帽子のツバを深くかぶった。