この中に1人、運命の人がいる 4

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『ケーキ食べませんか？』


玄樹「食べる〜♪」


勝利「太るよ？」


『今日はもういいです』


勇太「潔いな。あ、てかもう日付変わってるぞ」


『……………』


優太「まぁまぁ、明日ってかもう今日だけど、仕事は全部ナシにしたから」


顕嵐「やったぁ〜休み！！」


『あ、キッチンお借りしますね』


玄樹「え？」


『え？』


玄樹「…ぁあ、切る？」


『切らないんですか？』


顕嵐「俺達さ、いつもホールケーキ切らないでつっついて食べてたんだよ」


勝利「切っていいと思うよ。それが普通なんだし」


『……あの』


勝利「ん？」


『皆さんさえ良ければ、そうして食べたいです』


優太「神宮寺〜フォーク6本」


勇太「はーい」









今日、人生で初めてホール食いというやつをしました









不思議とこっちの食べ方の方が美味しい気がした









久々に祝ってもらった誕生日は12分だけだった(らしい)けど、最高に幸せ誕生日でした









．









．









ケーキを食べながらみんなでゲームをして遊んでいたけども、いつの間にか彼等はそのまま寝てしまっていた









仕事で疲れてるだろうに、私の為にわざわざ時間をつくってお祝いしてもらって









私、本当に幸せ者だな









『…ありがと』









寝ている彼等に言っても伝わらないとわかっていても、言いたかった









．









．









なんだか私も眠くなってきたな









寝ちゃう前に、と









ゲームを片付けようとしたけど、起こしちゃったら悪いと思い、とりあえずフォークだけ片付ける事にした









フォークを持って、キッチンに行こうとした時、誰かに手を掴まれた









「で、教えてもらおうか…」
→勝利ルート 165〜


「片付けなんていいからさ…」
→優太ルート 167〜


「まだ祝い足りないんだよね」
→玄樹ルート 170〜


「……プレゼント、欲しい？」
→勇太ルート 172〜


「パーティーはこれからだよ…？」
→顕嵐ルート 174〜


掴まれたと思ったらソファに手が当たっただけだった
→通常ルート 176〜

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