種族は違えど/rbr,zm ページ26
Aさんは雪の妖精、色んな種族が住んでる
rbr「……絶っっ対に迷ったな」
zm「すまんロボロ………。こっちやと思ったんやけどな」
冬の本番が近づき始めた頃、身長に高低差がある2人組の人狼が、雪で白銀に彩られた森をさ迷っていた。この2人は「人狼」と呼ばれるハッカーと暗殺者のコンビだ。ハッカーがロボロ、暗殺者がゾムである。2人とも呼び名の通り人狼なのだが、親の片方は人間な為……人間の血が多少強いらしく、食べるものは人と変わらない。ハッキングも暗殺も、人間としての生活のためにしていることなのだ。
─何故そんな2人が迷っているのか。
暗殺の依頼のために国を越えることになったのだが…ルートがこの森しかないので、森越えをしようとした結果である。
rbr「うーん……どうしよか？」
zm「野宿……は流石にキツいよなぁ。でもそうせんと無理やでこれ………」
人よりも身体面で強いのは確かだが、そろそろ日が暮れて寒くなる。辛いものは辛いのだ………2人で困っていると、どこからか透き通った少女の声がした。
『お兄さんたち……迷子？』
rbr,zm「「おわぁぁぁ！？」」
『怖がらせたの、よくない……ごめんなさい』
そう言って二人の目の前に現れたのは、白銀の髪に綺麗な半透明の羽を持ち、身長約30cmの少女─所謂妖精だった。2人は警戒していたが、姿を見せると警戒を解いた。妖精は敵意を見せなければ友好的な種族と言われているからだ。
『声が聞こえたから、様子を見に来たんだー』
多くの妖精は基本的に知能が低く、幼げな話し方をするのだが。エレメンタルや四季に関わるものを司る妖精は流暢に喋り、人間にすると10歳程度の知能だという。目の前の妖精はもしかして……とロボロは考えた。
rbr「……せやで、迷子や。道がわかっても日暮れまでには着かなさそうやし、困っとったんや」
『やっぱりそうだったー。お兄さん達はどの国から来たのー？』
zm「〇国やな。そんで、俺らは仕事で▽国に行きたいねん」
『うーん……日暮れまでにつかないと思うなー。だって、ここ〇国の近くだもん！……お兄さん達はニンゲンじゃないのかな？もうすっごく寒いんだよー、ここ。ニンゲンは1時間迷っただけで寒くてパタって倒れちゃってるもん！』
rbr「そうなんか！？俺らは人狼と人間のハーフやからな……寒さや暑さには多少なら耐えられんねん。俺はロボロ、こっちの緑のやつがゾムや」
zm「ま、今ももう大分寒いんやけどなー」
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しぃりん(プロフ) - イカの化身さん» ありがとうございますー！誤字、直しておきますね………((( (2021年10月25日 11時) (
レス) id: 40e91cb810 (このIDを非表示/違反報告)
イカの化身(プロフ) - あ、あと私ごとなのですが、誤字？らしきものを見つけまして…お時間あればお直しお願いしたいです…！両親や先生から期待される優等生、それが私だらしい。の所です！！！更新、体調崩さず頑張って下さい。 (2021年10月25日 1時) (レス) id: a0117cd36a (このIDを非表示/違反報告)
イカの化身(プロフ) - はじめまして！しぃりんさんのd!この短編集めっちゃ好きです！！！！もうとくにメンバーの口調とかすごい掴んでて'''！！！もう""好きです"" (2021年10月25日 1時) (レス) @page1 id: a0117cd36a (このIDを非表示/違反報告)
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