capriccio:Judgment 2 ページ20
『少し情報を整理しましょう。このままでは埒が明かないわ！』
人形館長は悩んだ末、館内─という名の法廷─にいる1人に声をかけました。
『そこの……えぇと、庭師だったかしら。貴方がこの森に来た時の事、許可してあげるからもう一度話してちょうだい。あぁ、従者二人と給仕も証言してくれると嬉しいわ』
ht「…俺がこの森に来た時のこと？俺の身体に宿る忌まわしい呪いを解くために、先祖代々伝わる刀を探してこの森に来たんだ」
庭師、と呼ばれて返事をした男の名前をひとらんらんという。この映画館の中で唯一の人間である。魔道士も器の化身ではないが……何年生きているのかは誰も知らないが故に人間と言えないことを添えておく。
ci「で、俺とショッピ君が不届き者として捉えて館長がﾀﾋ刑判決を言い渡してました！」
ht「うん、合ってるよ。もうダメなんだって覚悟を決めた時に、気まぐれかもしれないけど大ちゃんが声をかけてきた……だから俺は庭師たしてここにいるんだ」
ut「んぁ〜、その時は雑用係が欲しかったんやもん。げどちゃんが来てちょうど良かったから声をかけた……ただそれだけやで？」
さも面倒臭そうに話すのは給仕と呼ばれた男……名前を鬱といい、器である鏡の化身である。ワガママ気質で、基本的に仕事をせず庭師と呼ばれた男に全てを任せてサボっている。
tn「…給仕さんはまたサボってんの？」
ut「だって、俺がやるような仕事やないもん。それに、最近なんか聞き覚えのある歌が聞こえてくるねん」
『歌……？どういうことですか、給仕』
ut「……さぁ、俺にもよく分からんよ。あ……今も館長さんの近くから聞こえてくる」
tn「イレギュラーな存在のご登場ってやつか？……ま、俺や庭師さんみたいな代用品には関係ない話やと思うけどな」
ht「………それもそうだね。『人形館長』、『冥界の主』……全ての終わりが来た時、笑っているのは誰なんだろうね。イレギュラーってことは人形館長の一人勝ちは、許さないという意味合いだろ？」
shp「魔道士さんと庭師さんは随分呑気ッスね。一応言っておきますが、ゾムさんからしたら2人とも不穏分子であることに変わりはありませんから……じゃ」
『静粛にしてちょうだい！！イレギュラーの存在が分かったとしても、私のやることは変わらない………お父様の願いを叶えるだけよ』
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しぃりん(プロフ) - イカの化身さん» ありがとうございますー！誤字、直しておきますね………((( (2021年10月25日 11時) (
レス) id: 40e91cb810 (このIDを非表示/違反報告)
イカの化身(プロフ) - あ、あと私ごとなのですが、誤字？らしきものを見つけまして…お時間あればお直しお願いしたいです…！両親や先生から期待される優等生、それが私だらしい。の所です！！！更新、体調崩さず頑張って下さい。 (2021年10月25日 1時) (レス) id: a0117cd36a (このIDを非表示/違反報告)
イカの化身(プロフ) - はじめまして！しぃりんさんのd!この短編集めっちゃ好きです！！！！もうとくにメンバーの口調とかすごい掴んでて'''！！！もう""好きです"" (2021年10月25日 1時) (レス) @page1 id: a0117cd36a (このIDを非表示/違反報告)
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