幽冥境のきさらぎ駅にて/em ページ2
既に色々な人に見てもらえてる……ありがとうございます！評価やコメントをしてくださると嬉しいです！！！
現パロ、会話メイン
目が覚めると、私は電車の中で1人座っていた。不思議なことに窓はカーテンで閉められていて、人の気配もしない。
どうしようかな……とりあえずスマホを手に取っておこう。バッテリーは十分だけど……不安しかない。
怖いし、エミさんに電話をかけようかな………？
prprpr………「はい、もしもし。エーミールです」
『あ、エミさん……エミさんって今家にいる？』
「そうですけど……Aさんは何処にいらっしゃるんですか？」
『えっとね……今は電車。おかしいな……なんで駅に止まらないんだろう……？』
「止まらない……？その電車の行き先って分かりますか」
『行き先？うーん……「次は〜きさらぎ駅〜きさらぎ駅〜」……きさらぎ駅？』
「…緊急停止のボタン、ありますよね？あったらそれを押して、止まったらすぐ降りてください」
『え？うん…………押したよ、そろそろ動きも止まるはずだから降りるね』
急なエミさんの指示に驚いたけど、多分意味があるだろうから従うことにする。
『あ、駅がある。えっと…駅名が読めない。けど、きさらぎ駅手前の駅みたい』
「………！そうですか……では、きさらぎ駅とは逆の方向に歩きましょう。あぁ、線路の上には乗らないでくださいね？それと、後ろを振り返ってはいけません」
『了解でーす』
しばらく歩いていると、斜め後ろから気配がした。気になるので後ろを振り返りたいが、酷い目に会いたくないので我慢する。耳を澄ますと、何か言ってるような……？
『ねぇ、後ろから何か着いてくる……。何か言ってるな……えと、後ろを見ずにトンネルを……抜けろ？だって』
「そうですね……私もそれがいいと思います」
『そっか………あ、トンネルだ！んと…くなと、トンネル？』
怖いという気持ちは変わらないが、エミさんと通話しているおかげで取り乱さないで済んでいる。
「っ、あー……。いえ、これは後でいいですね……。いいですか、出来るだけ早足で抜けてください」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しぃりん(プロフ) - イカの化身さん» ありがとうございますー！誤字、直しておきますね………((( (2021年10月25日 11時) (
レス) id: 40e91cb810 (このIDを非表示/違反報告)
イカの化身(プロフ) - あ、あと私ごとなのですが、誤字？らしきものを見つけまして…お時間あればお直しお願いしたいです…！両親や先生から期待される優等生、それが私だらしい。の所です！！！更新、体調崩さず頑張って下さい。 (2021年10月25日 1時) (レス) id: a0117cd36a (このIDを非表示/違反報告)
イカの化身(プロフ) - はじめまして！しぃりんさんのd!この短編集めっちゃ好きです！！！！もうとくにメンバーの口調とかすごい掴んでて'''！！！もう""好きです"" (2021年10月25日 1時) (レス) @page1 id: a0117cd36a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
