ep.29 ページ30
私に怪我も完治して10月に突入していた。
この時ら辺から半間はより一層学校に来なくなった。
「半間居ないと学校暇だよ、
一緒に進級するぞーって言ったじゃんかー。
来てよ。」
『だりー。』
「なんでよー、もー朝居ないし最近!」
『色々いそがしーんだよ、Aにはわかんねーだろ?』
「で、もさ...。」
『色々終わったらまたいつもみたくするからよー♡
な?Aならわかってくれンだろ?』
「う...う、ん。大丈夫、わかってる。」
この辺りから半間の前で上手く笑えなくなっていた。
別に家に来ない訳でもないし
家に行っても嫌な顔しない。
でも前見たく半間も笑わなくなった。
家に居ても稀咲から連絡きたから出るわって言って
すぐどこかに行ってしまう。
なにか大きい事をしなきゃいけないんだろうなって、
心の中ではわかっていたし。
分かっていたけど、私は半間がいない学校は
心底退屈だったし、家に居てもまるで距離があって
一緒に居るのに苦しいと思う時間が増えた。
もっと必要としてほしいし、頼ってほしい。
私はこんなに半間が必要なのに。
そして私はこの時自分の中でハッキリと自覚した。
私は、半間に依存をしている。
半間という人間に、
どうしようもないくらい溺れ堕ちているという事に。
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グラッドくん - 最高でした!なぜか途中で涙が出てきてしまいましたぁ(T ^ T)とても面白かったです! (2022年12月7日 22時) (レス) @page42 id: daba3dbefa (このIDを非表示/違反報告)
M - 最高すぎて吐きそうです。ありがとうございます! (2022年6月23日 4時) (レス) @page47 id: 0bd2a9d625 (このIDを非表示/違反報告)
furimayu - たまたま見つけて読ませていただきました!めちゃめちゃおもしろかったです(^^)!! (2022年5月31日 22時) (レス) @page47 id: bf6650e562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十和-トワ- | 作者ホームページ:https://lit.link/towal2#
作成日時:2022年3月11日 21時