[文スト]兄、姉達は妹が大好きなようです[短編集]

中原中也 リクエスト ページ38

、

俺には妹がいる

俺よりも小さくて、強がりで、わがままで、泣き虫な妹だ

子供の頃は俺がいなきゃ嫌だと延々泣いていたくせに、今じゃ可愛げがねぇ


「兄ちゃん、朝だよ！！会議あるよ！」

「ん、あぁ、そうだったな……」

「早くしてね、朝ごはん出来てる」


これが、毎朝の会話だ

家を出て、車にのって2人で本部へ向かう

その後は別行動で、昼になったら飯を一緒に食って、また別れて、夜に合流


いたって普通の兄妹だ


夜、迎えに事務まで行けば山盛りの資料とにらめっこしているAがいた


「今日は随分と量が多いな、」

「兄ちゃん、まだ終わりそうにないから先帰ってていいよ」

「手伝ってやるよ」

「自分でやるからいい！兄ちゃんの方が仕事大変でしょ？このくらい自分で出来るし」


俺は隣に座ってパソコンを立ち上げた

そして、Aの机の上から半分程の書類を手に取った


「いいから！先帰ってて！」

「手前は何で人に頼る事をしねぇんだ？俺にやってもらうのが嫌なら事務の奴らにでも頼めば良かっただろ」

「…だって…こんな簡単な仕事も1人で出来ないなんて思われたくないもん」

「兄ちゃんだって、この量は1人じゃできねぇよ、もし、俺にこの量の書類仕事が回ってきたら手前に手伝わせてやるから安心しろ」


Aは、やだと笑顔で言って書類とまた向き合った


ーー

「んー！疲れたぁ」

「もうこんな時間か、腹減ったな、どっか食いに行くか」

「兄ちゃんのおごり？」

「しょうがねぇ、おごりだ、何食いたい？」

「やった！お肉がいい！」


ーーー
(ツンデレとは？)
作者のイメージ↓

「兄ちゃん、珈琲淹れた」

「おー、ありがとな」

「別に…私が飲みたくて淹れただけだし！兄ちゃんついでだもん！

兄ちゃんの為に淹れた訳じゃないんだからね！」



作者の想像するツンデレ…←


リクエストありがとうございました！

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