[文スト]兄、姉達は妹が大好きなようです[短編集]

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今日は、新人の中島敦さんの入社試験がありましの！


兄様と姉様の迫真の演技…ゾクゾクしちゃいましたわ


そして今は探偵社の下にあるカフェ、うずまき でティータイムですの



｢入社おめでとうございます！敦さん！
私は谷崎Aと申します、末の妹ですの

ねぇ…？兄様？｣


｢う、うン！そうなんだ！｣


兄様の鎖骨に指を這わせてそのまま下へ…


あら、国木田さんに怒られてしまいましたの
では、続きはお家で…ね、兄様


兄様の携帯が鳴り探偵社に依頼が入りました


蜂蜜色の髪をした綺麗なお姉さんを困らせる良からぬ輩
国木田さん曰く密輸組織？らしいのです

私と姉様、兄様、それと敦さんで証拠を取りに行ってまいります！



｢兄様の異能、ナオミあれだぁい好きですわ｣

｢Aもですわ！とっても素敵なんですよ…ねぇ兄様｣


姉様と2人で楽しんでいたら、もうビルヂングについてしまいましたの


｢本当にここですか？｣


と、兄様が言う


確かに兄様の言う事に間違いは無い

片方しか道が無ければ逃げ道を塞がれて閉まった場合どうしようもできない

袋小路になってしまいますわ

(博識な兄様も素敵ですわ…)



｢失礼とは思いますが嵌めさせて頂きました

我が主の為、ここで死んでいただきます！｣



ポケットから携帯を取り出す女性の口から出た言葉




芥川…？






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