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、
息を整え、もう一度、頭の中の情報を整理する
ポートマフィアって…あの?
ありえない…
兄さんや私達をあの闇から救ってくれた人は私に学校まで行かせてくれているのに
悪い人のはずないよっ…
何かの間違い…
そう思いたい
ーーー
一ヶ月がすぎた
指名手配がヨコハマ中に貼り出され、もう、兄さんがポートマフィアだという事は疑えなくなっていった
私は学校で森Aと名乗っている
私を学校へ通わせてくれている人の名前だ、と言われているが…
今、思うと芥川と名乗ると危険だからなのか?
扉の開く音がした
「兄さん、姉さん、お帰りなさい!」
「あぁ、ただいまA」
「ただいま」
二人の微笑みを見れば、少し安心できる
私が学校の話をすれば笑いながら頭を撫でてくれて、私の作った料理を美味しいって残さず食べてくれる
優しい兄さんと姉さんだよ…
夕食の時に言った、授業参観のこと、来られないのはポートマフィアだから?
兄さんが芥川龍之介だから?
「兄さん…兄さん達って何の仕事、してるの…?
一度も話してくれた事無いよね…」
「A…」
ーーー
聞かれた質問に思考が停止した
だが、Aももう、解っている筈だ
「A…」
隣に銀を呼び、Aに真実を話すことを決心した
「僕は…ポートマフィアに拾われた
指名手配犯だ
僕と銀は、マフィアに入る事を決したがまだ幼いお前だけは巻き込みたく無かった…
だからお前に森と名乗らせ学校へも行かせている」
「…」
Aは何も言わない
減滅しただろうか、そうだろうな…
「……兄さん、知ってた!」
顔を上げ、どこか清々しく笑うA
「もう、兄さんたちが自分から話してくれるの待ってたんだよ?」
僕らは何も言えなかった
知っていた、だのに何も言わなかったのか?
「一ヶ月くらい前から知ってた、最初は信じたく無かったよ…
でも、顔がバッチリ写ってるからさ」
そうか、と僕は目を伏せて笑う
「兄さん、姉さん、だけどね私、
兄さん達、大好きなんだ…だからこれからもずっと一緒にいたい!」
にこりと笑うAと銀を僕は抱き締め
昔の様に笑った
ーー
「兄さん苦しい…」
「うん…」
「すまん」
、
どんなことがあろうと僕は妹達を守るとそう心に誓った
、
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月兎 tukito(プロフ) - わかりました!!ドストさんのほう、よろしくお願いします。 (2017年12月26日 10時) (レス) id: b86fecc4b3 (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - あもるさん» リクエストありがとうございます!こちらのリクエストは続編の方へ書かせていただきますね! (2017年12月26日 8時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 谷崎兄妹=谷崎くん+ナオミちゃんのです! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
あもる(プロフ) - 最高です!リクエストなのですが、、谷崎兄妹の続きを見たいです!!と、姉さんに搦愛される妹ちゃんも....!!多くてすみません! (2017年12月26日 2時) (レス) id: 9a9106561e (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - 月兎 tukitoさん» リクエストありがとうございます!申し訳ありませんが私は外伝を持っていないので綾辻さんは難しいです!ごめんなさい!ドストさんは了解しました!! (2017年12月26日 0時) (レス) id: 87e2648717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リミ x他2人 | 作成日時:2016年11月27日 20時