Teddy Bear -F.T-

番外編〜パパがあいにきた〜 ページ40

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「ママとララに逢いたくて、神様にお願いしたんだ」



「かみさま？」



「そ。それで頑張って頑張って、一等級天使ってやつになったんだ」



「ふぅーん。ララのすいえいのきゅうみたいだね」



「ふふ、そうだね」










それでやっとララに逢いに来れるようになったんだよ、って。



じかんかかっちゃったけど、ってわらいながらたちあがって、かざってあるしゃしんのとこにいった。


















ーーーコンコン、









「ララー？」











ママのこえがして、ドアがあいた。









「宿題終わった？」



「あとちょっとだけど…」



「じゃあ休憩でもしちゃう？」









じゃーん、てクッキーのはこをみせてくれるママは、やっぱりパパのことみえてないみたい。



だってパパのことがみえたとしたら、ママはきっとないちゃうとおもうから。










「…パパ」









パパのほうをみたら、パパはまたララのとこにすわって。



ママをじーっとみつめてる。










「ねぇママ…」



「んー？」



「パパがね、ララたちにあいにきたんだよ」



「えー？そうなのー？」



「うん、かみさまにおねがいしたんだって。そしたらららみたいにすいえいのきゅうみたいなやつもらったんだって。それでやっとこれるようになったんだよって」



「そうなんだ。ララは夢の中でパパに会えたんだね。いいな〜」



「ゆめじゃないもんっ、ほんとにいるのっ」



「ふふふ、そっかそっか」









ジュースもってくるね、ってドアあけてでていっちゃったママ。



ララのいうことがウソだとおもってる。



もーーーっ、ウソじゃないのにーーー！！！









「あのさ、ララ」









パパがララのみみにちかづいて、ないしょばなしするみたいにおはなししてくる。









「…ママが来たら、そう言ってみて欲しいんだ」



「うん、わかった」









ーーーガチャ…









「ララおまたせ〜」









オレンジジュースをコップについでくれるママに、パパからのおはなしをするよ。









「…だいがくせいのとき、あんないいあいさせちゃってごめんな」



「……え、」



「いまでもこのへやにすんでてくれてありがとう」



「…」






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