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ハンジが部屋に来てからから３日がたった。
……俺はまだ、Aに会えていない。
というのも、ここ最近は資料が多く、エルヴィンから次々と仕事が回ってくる。
やっと終えたかと思うと、もう空が明るくなっている…というような生活が続いていた。
だから、会えないーー
………それは、言い訳にすぎないのだと、自分でも分かっていた。
本当はーー
会うのが怖い。
あいつに会っても、俺の口からは冷たい言葉しか出てこないのではと思った。
これ以上、何かが壊れてしまわないようにとするせいで、あいつをまた、傷付けてしまうのてはないかと、怖かったのだ。
……“人類最強”がこんなのでいいのか、と自分でも呆れてしまう。
窓から吹き込む風が、髪を揺らす。
外には、暗闇の中に、ポツポツと小さな星がいくつか輝いていた。
時計を見ると、もう１２時を回っていた。
あいつは……Aはまだ、起きているだろうか…
揺れる緑の黒髪
濡れたような深い、青い瞳ーー
……駄目だ。部屋にいるとAのことばかり頭に浮かぶ。
あまり眠れそうにもない。
少しだけ、夜風にあたりにいこうか…
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作者名：ハーリカ | 作成日時：2017年9月8日 23時
