幸せのカタチ

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「もし不安だったら、無理する必要なんてないよ？」











「………不安はもちろんあるけど、、」




だって、無いと言ったら嘘になる。







「それでも欲しいって思うのは、ダメかな…」




自分の中で１つの命を育てるなんて、不安だらけ。




それに出産するときはお腹を切らなくちゃいけないから、そっちの不安や恐怖だって正直なところある。










「それでも慧がいいよって言ってくれたら、頑張れる気がする…」





それくらい俺にとって慧は、大きい存在だから。










「それなら俺は…大貴のこと精一杯サポートする。大貴の不安な気持ちとか、辛さとか、全て理解することは難しいかもしれないけど、俺ができることは何でもするから…」






慧のその真剣な眼差しから、全部が伝わってくる気がした。









………










「じゃあ、……またオムライス作ってくれる？」













「いつでも、」













「これから毎日一緒に寝てくれる？」













「もちろん、」













「たくさん好きって言っ、、」




たくさん好きって言って、たくさんキスしてほしい。





そう言おうと思ってたのに、言い終わる前に口を塞がれてしまった。













幸せになろうね、慧…

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