【ジョーカー・ゲーム】黒は甘い蜜２

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黒衣の少女は言った。

私、幾らでも替われるのよ。

にこやかに、無邪気に言った。

黒衣の女性は言った。

貴方、私を知ってるの？
嘘おっしゃい

淑やかに笑い薄く言った。

黒衣の老婆が言った。

私は貴方に見えない。
だって、貴方は私を忘れるんだから。
私などこの世に居ないのだから。

嗄れた声で俯いて言った。

三人の共通点は、黒衣と灰色の眼

さぁ、黒の秘密を覗きましょう

覗いた先に何が在ろうと口を接ぐんで

彼女の罠に嵌まるのか
彼女の蜜に溺れるか

彼女を壊すか

選びなさい

*話数ノ都合デ続編ヘ来タリ。
前作ヲ読マレマシタ方ハコノママ、オ進ミ下サイマセ。
前作ヲ、御存知無イ方ハ以下ノURLヨリ
前作ヲ、オ読ミ下サイ

/http://uranai.nosv.org/u.php/novel/softnectar/執筆状態：連載中

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●黒は女を美しく魅せる。誰かが言っていた。私もそうだと思うの。黒は。白い肌を引き立たせる。私は黒が好きよ。どうしようもなく塗り潰された私には、黒は救いなの。私の身体も、私の意識も、汚れを嫌うから。黒は好きなの。でも、黒は怖い色。全てを呑み込んで交ぜて仕舞うもの。でも、貴方が望むなら貴方も私も一つに交ぜて仕舞いましょう。そうして出来るは貴方の望む私。求められれば何にでも成るわ。 lure１５
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