【黒バス】放課後のひととき【赤司】

第16話 ページ23

赤司side


「…征君、いや、赤司先輩…お願いがあります」


珍しくとても深刻そうな顔で聞く。



「今日、先輩の家に泊めさせてくれませんか？」



「…いいよ、何があっても知らないけどいいよね？」



「多分この後親は今日帰ってきません。理由はよく分かんないけど置手紙だけ確認しました。

だったら先輩に襲われる方がマシです。」



「…襲われること前提なんだ？」


「前提です。彼氏(まぁ仮だけど)の家に泊まるなんて危険な匂いしかしません。」


「…僕のこと何か誤解していないかい？」


「誤解なんてしてません。お願いします。」



「泊まる準備しておいで、リムジンよんでおくから」


ー∽ー∽ー∽ー∽ー∽ー

貴女side


…わぁ、やっぱぼっちゃんだな


「おいA、口、空いているよ？」


はっ、いけないいけない…


「いいか？これからAは、本当の意味での彼女、つまり結婚を前提とするお付き合いをしている

彼女として過ごしてもらうからな。」



「…はい？」



この人今さらりとおかしなこと言ったよねなんでそんな話になっちゃってんのかな



「しょうがないんだ、こればかりはどうにもならなくてな、使用人の話がだんだん盛り上がってしま

ってそういう設定になってるんだ」



「…つまりはそういう仲を演じろということ？」



「そういうことだ。」




「…うん、頑張る」

第17話→←第15話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す