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第14話 ページ21

貴女side


自分でも正直びっくりした。


別に征君のこと好き、ってわけじゃないはずなのに無性に甘えたくなった。


好きじゃないはず…


ペ○ちゃんもあの後満足そうに食べてくれて


自然と頬が緩んじゃう



そのあと結局征君は家の前まで送ってくれて、家に戻った。







家には誰もいなかった。


ただいまーといった声が天井に反響しているのが聞こえる。返事がない。


家も暗い、よく考えたらお母さんのスリッパもきれいに玄関に揃えてある。



カタカタと体が震えはじめた、自由がきかない


カギを掛けることも忘れてしまうほど自分が怖かった。



「お、落ち着こう…まずはお水をとっておくすりもとってごっくん…」



今まで必死にお母さんに言い聞かされたことがすべて抜けてしまう



「わたしはひとりじゃない、だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶ…」



それでも偽の温もりにしかならない





嫌だ、寒い、寒い、寒い





薬を飲もうとするグラスを落としてしまった

ー∽ー∽ー∽ー∽ー∽ー


パリーンッ



ガラスが割れる音がした。


Aの家からだ。


俺は背中に寒気を感じて、すぐにインターホンをなんども鳴らした。



「おい、A?!大丈夫か?!」



返事がない。


せめて、中に入れないかとわずかな希望が俺の手をドアノブに伸ばさせた。



空いた。



おかしい、いつもあんなに用心深くて、人のことを気にしてるAに限って



すぐにAの姿は見つからなかった。


居間、台所、風呂場、Aの寝室らしき部屋…


最後にたどり着いたのが、



「…おかあさんのへや?」




そうやって部屋のドアにひらがなの看板がかけてあった。


すすり泣く声が聞こえる、誰かいるみたいだ。



そっとドアを開くと、




寝台の掛布団を涙でしみつかせて、抱きしめているAの姿があった。



ー∽ー∽ー∽ー∽ー∽ー


NGワードで「ぬらして(漢字変換)」が引っ掛かりました


こんなんもダメなんだなぁってちょっと不満になりました

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設定タグ:黒バス , 赤司 , 雪軌   
作品ジャンル:恋愛
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雪軌(プロフ) - ニノシックさん» はあ、なるほど…では、少し話を進めていってフラグを立てるかは考えます。題名ってよくネタ切れするんでやめとこっかな…。 (2014年8月7日 19時) (レス) id: 93977732d0 (このIDを非表示/違反報告)
ニノシック(プロフ) - こんばんは、質問ですが、フラグをたてるのなら、もっと深く小説を書いたらいいと思います。題名は無理して書かなくてもいいと思います。 (2014年8月7日 19時) (携帯から) (レス) id: 520f38069b (このIDを非表示/違反報告)
雪軌(プロフ) - ニノシックさん» ありがとうございます!更新カメ以下ですが、見捨てないでください…!← (2014年8月6日 20時) (レス) id: 93977732d0 (このIDを非表示/違反報告)
ニノシック(プロフ) - 面白くなりそうですね〜次の更新楽しみにしてます (2014年8月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 520f38069b (このIDを非表示/違反報告)
雪軌(プロフ) - ぜひ、こちらに感想、リクエストしてくださいっ!! (2014年8月6日 20時) (レス) id: 93977732d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪軌 | 作成日時:2014年8月6日 10時

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