39:部屋 ページ39
突然だが、私はやればできる子だ。
主からの命令ならなんだって聞く。
そして約束だって果たしてみせる。
どんなに困難な状況だろうと私は諦めない。
だってほら見てよ。
私、もう主の部屋の前に来たんだよ。
痛む傷を我慢してやっとここまで来たんだ。本当だったら主に頭を撫でられながらほめてもらいたい。
歴代の主なら皆やってくれるんだろうけど、ここの本丸の主は例外。
きっとほめるどころか叱ってくるだろう。
なにせ、主は私を嫌っているのだから。
私は主が来るまで部屋には入らず、扉の前で待っていることにした。
もちろん座らずに。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
……何分くらい待ったかな。
もう結構待っているが主が来ない。私と違って怪我なんかしていないからこの部屋に来るのは早いはずなのに。
………………遅い。
主は“まいぺーす”と言うやつか？
……………にしても遅い。
貴方「主……。」
私はなぜか小さく呟いた。
雀や鶯達が楽しそうに鳴くのが耳にとどく。この声はなぜか私の心と体を癒した。
…すると、真っ暗な階段に人の気配。
貴方「あ、主……ですか？」
電気がついていない階段。もちろん相手が誰なのか分からないので疑問けいで話しかけた。
すると返事はなく、どんどんと私の話しかけた相手の顔が露になる。
あぁ、やはり主か。
遅いですよ、何分待たせるんですか。なんて口が裂けても言えないので私は心の中でそう言った。
貴方「主。お待ちしておりました。」
私は主の目をとらえた。
ものすごく嫌な顔をしている。
主の表情は相変わらず怖い顔だったが、主が部屋へ入ってくるようにと手招きをしてきたので私は素直に部屋へと入っていった。
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◎花丸◎ - 歴史修正主義者さん» この作品を読んでくれてありがとうございます！更新遅れてスミマセン！ (2018年10月18日 18時) (
レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
歴史修正主義者 - とても面白いです！更新頑張って下さい(^O^) (2018年10月18日 12時) (レス) id: 43f343ee39 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 真黒さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年10月6日 10時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
真黒 - 更新頑張ってください (2018年10月6日 10時) (レス) id: 36145c8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
◎花丸◎ - 椿さん» カタナキャーですねww楽しみにしてくださりありがとうございます！！受験生なので更新トロトロですが見てくださると嬉しいです！(☆∀☆)ゝ (2018年9月27日 18時) (レス) id: d9e1742b9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎花丸◎ | 作成日時：2018年7月24日 14時
