短い間ではありますが。 (ページ17)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:9,170 hit

＊古謝side ページ17

実習期間の内１週間が過ぎて、昨日からは新しい事だらけやから気を引き締めていかなと思う。
授業見学から授業する側になるってのもそうやし俺の場合は今まで部活に行ったことが無かった。
末澤なんかサッカー部の試合まで行ってたのに。
ここのバド部は顧問の先生が偶然にも俺の恩師。
どんな感じで活動してるか早く見てみたいわ。

「俺な、今日から部活行くねん」
「古謝まだ行ってなかったん？てか何部？」
「バドミントンやけど」
「おーマジか！」
「まとくん急やな」
「ちょっとねー忘れ物」

今日で何度目かの忘れ物を取りに来ていたというまとくんが通りすがりに割り込んで声を上げた。

「んで何がそんな凄いわけ」
「バドミントンやろ？柚奈ちゃんとこやん！」
「え、俺あんな喋ってて知らんかった…」
「まとくん何で知ってんの」
「そりゃ初対面の子には最低でもクラスと名前と部活は聞かな何にも始まらへんから当然っしょ」
「うん、当然の如く何か始めようとせんといて」

ごもっともな末澤の突っ込みが炸裂したところで俺は体育の授業が近付いてきたから準備に行く。
あ、そう言えば丁度２組の授業になるんやった。
時間あったら今日バド部行くよって言おうかな。