暗条高校 ページ3
少年はリカバリーガールの治癒により、なんとか一命を取り留め、今はベッドで静かに眠っていた。
治療の間に、血で汚れた服を着替え、轟と落ち合った緑谷は再び保健室を訪れた。
ベッドで眠る少年を見た緑谷が、思わず「白い…」と呟く。
血が取れた彼の髪は、出会った当初の紅白ではなく真っ白になっていた。
「全身に打撲痕、切り傷……特に頭。酷く打ったみたいだね」
リカバリーガールの「傷跡からして、一方的に暴行を加えられたみたいだ」という言葉聞き、2人は渋い顔をした。
「おや…この子、暗条のとこの子じゃないかい」
「あんじょ……って！！あの！？」
「ああ、この制服だ。間違いないよ」
黒いブレザーとシャツ、白いライン入りの赤いネクタイ。それは、暗条高校の生徒である証だ。
「暗条って……あのニュースの」
轟が呟く。
____私立暗条高校。ヒーロー科もある高校だが、
とにかく不良が多く、悪名高い。
普通科の生徒が100を超えるのに対して、ヒーロー科は毎年10人いるかいないか。
ヒーロー科が無くなるのは時間の問題、とまで言われている。
更に近年では、ヒーロー科の生徒は普通科の生徒に
年々受験者は減り、今年に至ってはたったの一人しかヒーロー科を受験しなかった、と報道されていた。
「こいつがあの、たった一人の受験者っていうんなら……」
「納得、だけど……酷すぎる」
緑谷の台詞には、怒りが滲み出ていた。
轟も同意の意味で頷いた。
「とりあえず、二人とも今日はもう寮に戻りな。目が覚めたらまた教えてやるさね」
リカバリーガールに促され、轟と緑谷は保健室を後にした。
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「っう……かはッ、げほっ……」
「はは、がんばれぇA〜」
「そんなんじゃヒーローになれねーぞ〜」
ボタボタ、と血が落ちて、
視界が揺れ、霞んでいく。
「い"ッ……」
「ほらあと100回、トばないでね」
「ッ、はい……」
"100"が終わると、また"あと100"を告げられて。
あれ、今……何回、目………
「ほら、"あと100回"、やれるよなァ？ A」
眩む視界で、Aが見上げたのは________
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Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 生真まで描いてくださるとは…！！ 驚いてスマホ投げてしまいました() 悪そうな顔がたまらないですね…！ありがとうございます！！ (2019年5月25日 6時) (
レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - Re:さん» こちらこそありがとうございました！ こっそり生真さんも描かせていただいたのでもし宜しければ…！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: 8a21691ddc (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 拝見&設定内での記載をさせて頂きました！！とても可愛い氷惑くんをありがとうございます…！！ イメージ通りでびっくりしました！！ 本当にありがとうございます…！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - Re:さん» 早速描かせていただきました！ よろしければご確認ください…！【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/xxstellexx3/】 (2019年5月24日 21時) (レス) id: 8a21691ddc (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 了解しました！ありがとうございます、楽しみに待ってますね…(*`･ω･´) (2019年5月24日 19時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年5月18日 14時
