入学理由 ページ14
「あとは、自分で氷化させたものだけだけど…氷を通して、気配とかを察知することも可能だよ。僕自身が氷みたいなものだから、共感覚的な」
ただしその氷に触れてる間だけ、と補足する。
「めちゃくちゃ強えし便利だな、氷…！」
「恐らく、想像出来ないほどの特訓をこなしたのでしょうね…まさに"限界突破"ですわ」
「確か、元は氷結だけだっつってたよな！」
「てことは…轟も特訓すりゃ氷惑並になるってことかよ……！ こええよ…！」
ワイワイと騒ぐA組。
「氷惑くん！ 質問いいかな？」
「うん？ どうぞ」
「氷惑くんは、訓練の時ずっと個性を使ってかっちゃんと麗日さんを氷化させられるようにしてた。それってつまり、轟くんみたいな"温度制限"は無いってこと？
「温度制限…無い、っていうか 僕の個性は寒ければ寒いほど有利になるから、逆に個性を使い続けた方がいいんだ」
「ふむ…かっちゃんとは逆…いや似てる、ってことか。冷たい空気を保てればその分硬度も保てるし、炎系統が相手じゃなきゃ自分を氷化すればいくらでも攻撃を避けて再生してを繰り返せる、てことは僕や切島くんの個性じゃ詰むのかな？あっでも全身粉砕すればさすがに再生が追いつかないんじゃ」
「み、緑谷…？」
「あー気にしないで、いつものだから」
「ちなみに全身粉砕されるとどうなるんだ？」
「3秒あれば戻れるよ」
「強ッ」
「タイマンで勝てる気しねえ…」
_____実は、Aは弱点をいくつか隠している。
今回のような訓練は必ずしもまたあるだろうから、黙っておくにこしたことはないと思ったのだ。
「個性のことはこれくらいかなぁ…」
「じゃあ次は_____」
暗条高校。
「そもそも、なんで雄英じゃなく暗条に行ったんだ？ 良い噂とかねえじゃん、あそこ」
「氷惑ちゃんの実力なら、十分雄英にも受かったと思うのだわ ケロケロ」
話せる範囲で、と言っていたが、クラスメイト全員の前でどの程度話してくれるのか。
轟と緑谷は身構える。
「兄さんの出身校なんだ、暗条。だから雄英に行く気は最初から無くて」
「兄がいたのか！」
「雄英に行きたがらないって珍しいね〜」
「_____僕にとってのヒーローは、兄さんだから…」
そう言って、とても愛おしそうな顔で微笑むA。
飯田が「わかるぞ、兄の姿に憧れる気持ち！」と同意してうんうんと頷いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 生真まで描いてくださるとは…！！ 驚いてスマホ投げてしまいました() 悪そうな顔がたまらないですね…！ありがとうございます！！ (2019年5月25日 6時) (
レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - Re:さん» こちらこそありがとうございました！ こっそり生真さんも描かせていただいたのでもし宜しければ…！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: 8a21691ddc (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 拝見&設定内での記載をさせて頂きました！！とても可愛い氷惑くんをありがとうございます…！！ イメージ通りでびっくりしました！！ 本当にありがとうございます…！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - Re:さん» 早速描かせていただきました！ よろしければご確認ください…！【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/xxstellexx3/】 (2019年5月24日 21時) (レス) id: 8a21691ddc (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 了解しました！ありがとうございます、楽しみに待ってますね…(*`･ω･´) (2019年5月24日 19時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Re: x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年5月18日 14時
