【黒バス】黄瀬君に告白したら呆気なくフられました。＊another

＊1 初デート ページ8

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『デートかぁ…』







今、私は最高に浮かれている。


だって、黄瀬君との初デートが今日だから。




服に気合を入れ、

髪型もばっちりだ!




30分早いけど…

なんだか落ち着かないからもう行こうかな。





そう思いながら、

待ち合わせ場所へと向かった。






＊





＊








『…あれ、黄瀬君っ!?』



「あ、Aっちー!」








なぜか、黄瀬君がいた。





も、もしかして私…

待ち合わせ時間、間違えた?!




そうだったら、相当待たせてるかも…









『あの、待たせてしまって…すいません』



「あ、違うんスよ!
お、俺が、その…早く来すぎただけなんで…」









顔が赤くなりながら、そう言う黄瀬君。


良かった…。

思ってることは同じだったんだね。


なんだか嬉しいな…。




………それより、あの…


黄瀬君の私服姿がかっこいい、ので…

直視できないのですが!









『モデルですね…やっぱり』



「はは、なんで落ち込んでるんスか」



『…なんか、その…不釣合いだなぁ、と思ったんです』








余計に自分に自信がなくなってしまう。


もともと可愛くなんかないけど。



周りから見れば、

変だと思われるだろうな…


前もそうだったけど。







「何言ってんスか。
俺の隣にはAっちしか相応しくないんスよ!」



『はあ…』



「だから今日は、思いっきり彼氏として俺を見てよね!」








満面の笑みでそう言われる。


…あ、やっぱり黄瀬君ってかっこいい。




外見的な意味ではなくて、

そうゆうところ、凄く好きだ。









「じゃ、まずAっちの行きたい所行こう!」



『え…私の希望でいいんですか?』



「全然大丈夫っスよ!」



『…じゃ、じゃあ…あの、映画見たいです』









前から見たかった恋愛映画がある。



それを観に行こうと提案したところ、

黄瀬君は笑顔でokしてくれた。





黄瀬君と見れるなんて、


嬉しすぎて、今なら空を飛べる気がする。







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