*2 ページ18
・
「え、苦いっ?!」
『あの…すいません、決して不味い訳ではないんです!』
青汁が好きな人なら好きだと思うよ?
でも、甘党の私からしたら…
これは一種の罰ゲームのように感じます。
後味最悪、口の中にコケが生えるような苦さに、ただただ悶絶するしかない。
勿論、顔に出せない為、心の中で。
「おかしいな…ちゃんと甘くしたんスけど…」
『黄瀬君、もしかしてこれ入れたんじゃないですか?』
私が手に持つ物は、粉末状の青汁の素みたいなやつ。
それを見て黄瀬君は、
顔を見る見るうちに青くしていく。
あ、これ…間違えたやつだ…
砂糖と塩じゃなくて、
砂糖と青汁の粉末を間違えたやつだ…。
……いや、どうやって間違えるの!?
「ごめんっ!わざとじゃないんスよ!?」
『い、いえ…全然っ、そんなこと思ってませんよ!』
嘘。
黄瀬君のドッキリだと疑いました。
すいません。
まだ一口しか食べてない青汁味のシュークリーム。
中のクリームは、カスタードや生クリームのような色ではなく、
コケが繁殖しているような色だ。
これを食べたのか…私は。
なんとも言えない表情でシュークリームを見つめてると、素早く黄瀬君に取り上げられた。
「じゃあこれは…責任を持って俺が処理するっスよ!」
『え…?あの、それ私の食べかけ…』
そんな言葉も虚しく消え去った。
シュークリームはあっという間に黄瀬君の口の中へ。
自然な流れで間接キスをした黄瀬君は、
自分がやったことの重大さを自覚してないらしい。
「あれ?なんでAっち、顔赤いんスか?」
『き、黄瀬君の所為ですよっ!!』
だって、まだ16歳だもん。
キスなんて、大人のやることでしょ?
そんなことを思ってた私に、
さらなる試練が来るのである。
・
665人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小悪魔レミイ(プロフ) - あ、あの!続きはまだでしょうか…?! (2015年8月15日 22時) (レス) id: 728acdb7b6 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃポンタ(プロフ) - 赤司っちぃぃい!?波乱の予感っすね(*゚ェ゚)ノ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 86e5e3f0be (このIDを非表示/違反報告)
ララニ(プロフ) - 私も受験です!お互い頑張りましょうね\(^^)/ (2015年4月11日 17時) (レス) id: 9003683559 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 受験頑張って下さい!! (2015年4月11日 0時) (レス) id: c30a382f90 (このIDを非表示/違反報告)
あゆすけ(プロフ) - 赤司マーケットさん» 目指すは「ラブコメ」ですからね!それにちょっとでも近づけていたら、幸いです(●´∀`) (2015年3月31日 13時) (レス) id: 8d5bad7447 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あゆすけ | 作成日時:2015年3月7日 14時