【黒バス】黄瀬君に告白したら呆気なくフられました。＊another

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大きな地響きのような音が部屋に響いた。


それは私がベッドから転がり落ちたからである。



理由は簡単。

事故チューをしてしまいました。
それにより、頭が混乱しているからです。






『ごっ…ごごごごめんなさぁぁぁぁい!!』



「え、なんで謝るんスか?」



『だ、だって…黄瀬君の意思を無視して…このようなことに…』






頭皮や手のひら、

ひろんな所から汗が出てきてビチョビチョである。






「別に俺は…」



『わ、私…外の空気吸ってきます…』







フラフラと立ち上がり、ドアへと向かう。


“お泊まり”、という単語が私の頭から離れず、冷静さを失わせるのだ。



とにかく…平常心を保たないと…

平常心、平常心……へいじょっ!?






「ちょ、Aっち大丈夫っスか!?」



『だ、いじょーぶ…です、多分!』



「いやそれ絶対大丈夫じゃないっスよね!」






さっきからあちこちに頭をぶつけては、黄瀬君に「大丈夫?」と言われている。


ぶつけ過ぎて、頭痛がしてきた…。



足がもつれ、後ろに倒れかかった途端、

何か暖かいものに体を包まれた。







『…うっ、黄瀬君?』



「何に緊張してんのか分かんないっスけど…
Aっちはいつも通りにしてくれればいいから…」



『…は、はい…』







耳元で言われるものだから、

少し肩を震わせながら、首を縦に振る。




なんか…更に緊張してきたような気がする…。





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＊3→←＊1 お泊まり

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