*1 お泊まり ページ12
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『し、失礼しまーす…』
「どーぞどーぞ!」
相変わらず綺麗なリビングだな…
顔も良ければ生活もこんな感じになるのかな…。
ああ、黄瀬君のお母さんとか、美人なんだろうな、きっと。
「…どうしたんスか?」
『あ、いえ!なんでもないです!』
黄瀬君に顔を覗き込まれ、我にかえる。
ちなみに今は午後5時です。
初デートの日にお泊まりって…なんだか凄いよね、いろんな意味で。
「あ、俺の部屋でいいっスかね?」
『は、はい』
少し長い階段。
黄瀬君の背中を見ながら上がった。
いつ見ても、頼りになる背中で、
なんだか安心するんだよね…。
なんてことを考えてると、階段をもう上がりきっていた。
黄瀬君の部屋に入り、
邪魔にならないよう隅の床に座る。
「そんな所じゃなくていいっスよ!」
『い、いえ…端の所が落ち着くんです』
「ダメっ!Aっちは俺の膝の上に座るのっ!」
い、いつそんな事を決めたんですか!?
戸惑いながらも、まだ同じ所に座る私を見て、
「彼氏命令っスよ!」
なんて言われたものだから、ますます困惑した。
挙げ句の果てには無理矢理座らされるし。
……嫌ではないんですけど、ね。
『い、いたたた…強いです黄瀬君…』
「いいじゃないっスかぁ」
『彼女命令ですよっ!』
「え、えええ…」
同じように困惑する黄瀬君。
なんだか面白いから、思わず笑いが溢れてしまった。
その声はやっぱり黄瀬君に聞こえていたようで。
「え、笑ってるんスか!?こっち向いて!」
『い、嫌ですよっ』
「お願いっ!お願いっスよ!」
『ちょ…わっ…!』
二人とも同時にベッドに倒れこむ。
あ、あぁぁぁ……!!
なんでこんなことにっ…!?
「……んっ」
黄瀬君と事故チューをしてしまったようです。
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小悪魔レミイ(プロフ) - あ、あの!続きはまだでしょうか…?! (2015年8月15日 22時) (レス) id: 728acdb7b6 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃポンタ(プロフ) - 赤司っちぃぃい!?波乱の予感っすね(*゚ェ゚)ノ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 86e5e3f0be (このIDを非表示/違反報告)
ララニ(プロフ) - 私も受験です!お互い頑張りましょうね\(^^)/ (2015年4月11日 17時) (レス) id: 9003683559 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 受験頑張って下さい!! (2015年4月11日 0時) (レス) id: c30a382f90 (このIDを非表示/違反報告)
あゆすけ(プロフ) - 赤司マーケットさん» 目指すは「ラブコメ」ですからね!それにちょっとでも近づけていたら、幸いです(●´∀`) (2015年3月31日 13時) (レス) id: 8d5bad7447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆすけ | 作成日時:2015年3月7日 14時