しえんと べいんてぃどす ページ24
バ「あー…あいつらはな…バーティ・クラウチを探してるんだ。しかも、小鬼の言葉なんて分かったもんじゃない」
ハリー「え？こんなところでですか？クラウチさんはロンドンの魔法省じゃ…」
バ「実は…どこにいるか私にもわからないんだ。このことは秘密にしてくれるかな…？」
『まあ、例の記者に下手に記事にされたらかないませんもんね』
私が少し笑って言うと、バグマンは眉をあげた。
ハリー「じゃあ、バーサ・ジョーキンズもまだ？」
バグ「いや…捜索させているが…ああ、こんな話をしにきたのではない。君たち、金の卵は順調かね？」
ハリーの曖昧な返答を聞きながら、私は腕を組んだ。
そろそろクラウチの件にも手を出すのか考えなければならない。それが物語にどう影響するのかわからないが、それほど愛着のなかったキャラクター(とは言ってももうここにいるのなら実在する人間だ)だからといって見捨てるのであれば、それはもう……
『殺人かもしれない…』
バ「え？」
私は慌てて顔を上げた。
『ああ、いや、なんでも。私もお手伝いは必要ありません。セドリックにも提案されたらどうです？』
バグマンは侮辱されたような顔をした。ハリーが小声で「深刻そうな顔をしていたけど、大丈夫かい？」と訊いてくれたので、私は笑って頷いた。
『それよりも小鬼の言葉だったら、私少しわかりますよ。この間勉強したんです。よかったら───』
その時、肩にぽんと手を置かれた。
振り向くと、クィリナスが「探しましたよ」と言いたげな顔をして見下ろしていた。
ク「私がしましょう。バグマンさん、お席へ」
私はわざとらしく笑いながら、『ごめん』と声を出さずに言いハリーと席に戻った。
ロ「何の用だったんだい？」
ハリー「金の卵のことで、助けたいって」
ハー「それってダメじゃない！？」
『ダメだな。あの感じじゃ、私たちだけ特別って感じだったし』
呆れた目線をバグマンの方へ向けると、ハーマイオニーもそちらを向いた。
ハー「それに、小鬼たちも気になるわ」
ハリー「クラウチを探してるって」
『通訳が必要なんでしょ。今クィリナスが行ってくれたけど』
ハー「ほんと人遣いが荒いわね」
『ちが、これはクィリナスが勝手に…！』
心外だというように反論をすると、ロンが扉の方を見て声を上げた。
ロ「それは気を回してくれたんだろ…お、わ！！」
リータ・スキーターだ。バナナ色のローブと派手なネイル。後ろには太ったカメラマンを連れている。
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ユーレイ(プロフ) - 羽音さん» メッセージ、イラストともにありがとうございます！楽しく拝見させてもらいました。自分の小説からイラストまで書いていただけるなんて本当に嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年6月1日 23時) (
レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - mikittyさん» 素敵なコメントにこちらこそニヤニヤしました……この焦れったい感じが書くのが楽しくて、どうしても長引かせてしまいます笑 (2019年6月1日 23時) (レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
羽音(プロフ) - メッセージに書いていたURLです！→http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/9/a/09ad2710a06e0237527c6512112dc071.png (2019年5月31日 21時) (レス) id: d257d5a444 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新されているとニヤニヤしちゃうくらいに好きです…お互いに焦れったい感じがたまりません！セブルスという人物をとても細かく丁寧に描いている素晴らしい作品です。これからも楽しみにしています！ (2019年5月31日 1時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - パンジーさん» 空きコマのお供にしてもらえてよかったです！！(！？) さらに面白いと思って貰えるような展開にできたらと思ってます。楽しいコメントありがとうございました！ (2019年5月30日 21時) (レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O
| 作成日時：2018年10月23日 12時
