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『あいかわらずほっそいですね〜ちゃんとご飯食べてます？？』
セ「…………」
『無視しないでくださいよ、教授。まあ、そういうところも好きですけど』
セ「今日は一段とご機嫌取りが顕著だな」
『…………』
いつになく顰めっ面のセブルス教授に、私は溜息をついた。
私は今、教授の部屋に半ば拘束されている。
理由はひとつ。彼が、私が秘密の部屋で勝手な行動をしまくったことにかなり頭に来ているからだ。
その反動なのか、この休みの間、私は殆どをここで過ごす羽目になった。
あの雑用をしろだとか、特別課題だとか理由をつけられ、私は1日中教授のそばにいる日が続いている。
私は、不満な気持ちを押し出すように、深く息を吐いた。
『そりゃあ、こんなに一緒に過ごせて嬉しいですよ。だけど、私だってのんびりひとりで居たい時だってあるんです』
セ「またひとりでルシウスと秘密の約束事か？それともひとりでバジリスクの捕獲かね？」
『…だから、指輪を貰っただけですって』
そう呻いて、教授のソファーに寝っ転がる。
すると、彼は例のねっとりとした声で嫌味たらしく言った。
セ「お前のために休暇中もここで過ごす私の身はお考えいただけるかな」
『あぁ───すいません。でも、お帰りになっても平気ですよ？』
セ「その間にお前に呪いが一つも増えてないことを祈るばかりだ」
またこれだ。私は頬杖をついた。
彼は私の勝手な行動、そしてまたしてもDADAの教師になれなかったことのおかげで機嫌は最悪だった。
勝ち目がない。私は話題を変えることにした。
『…紅茶でも入れますか？』
セ「目の前の雑用を早く終わらせたまえ」
彼は冷たく言った。私は『はいはい』と返事をして机にあった資料を手にした。
『教授もそのうちなれますよ』
セ「随分と知ったような口をきくな？」
この調子だ。私は諦めた。
確かに、教授の傍にいれるのは嬉しいことだが、朝から晩までここにいるとなると話は別だ。
この私の多大なる不満の解消方法は、新薬の研究だった。新種の脱狼薬を作ろうと狙っている。
それでもやっぱり気が滅入って、昨日クィリナスに散々愚痴を吐いたら自業自得だとすまし顔で言われた。もちろん私が悪い面もあるけど、これはいくらなんでもやりすぎだ。
私は資料をアルファベット順に直すと、机の端に乱暴に置いた。
丁度コンコンとノックの音が聞こえる。クィリナスだろう。
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あんず - 初めまして。私もスネイプ大好きです！仕事の合間にニマニマしながら見てます(笑)素敵過ぎる作品に感謝です！これからも頑張ってください！！ (7月4日 21時) (
レス) @page8 id: a382905644 (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 初めまして (7月4日 21時) (レス) @page8 id: a382905644 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - すっごく面白くて、続きが気になって、ここまで一気に読みました！寝不足です笑 この先もすごく気になるし、どんな結末を迎えるのかワクワクしながら読み進めますね！これからも楽しみにしてます！私もセブルス大好きです！素敵な作品をありがとうございます！ (2022年4月5日 23時) (レス) id: 6477d40512 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - はじめまして。とらんとぬふのページで思わず泣いてしまいました…笑 占ツクで泣いてしまうなんてと思ったけど、本当に心動かされました。この小説に出会えて良かったです。スネイプ先生への愛が増しました笑 心からありがとう！！ (2019年9月19日 14時) (レス) id: 1e7e266fc1 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - 第一部隊さん» とっっっても嬉しいです！笑 頑張ります！！！ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 19fb53cdaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O
| 作成日時：2017年10月7日 16時
