nanaju-kyu ページ30
だがドラコは話を終わらせることはなかった。
ド「父上はスネイプ先生こそホグワーツで最高の先生だと仰っているよ。Aもいつもそう言ってるじゃないか」
『セブルス教授のことは好きだけど、教師としてはいいと思わないよ』
贔屓するし、と呟くと、上から低い声が降ってくる。
セ「グリフィンドール5点減点だ」
ほらね、と私は大袈裟な身振りで肩を竦めた。
その後授業は平穏に終わり、私達はセブルス教授に引率されて地下牢を出た。
廊下を歩いていると、ふとパンジーが口を開く。
パ「ドラコ、Aの前では穢れた血って言わないのよ。“変”よね」
彼女の言い方は少々嫌味っぽかったが、ドラコが変わってくれたことは確かに嬉しい。
笑顔をうかべようとした時、ふとリドルの顔が頭に過ぎった。
私は曖昧に笑うことしか出来なかった。
ク「A、大丈夫ですか」
クィリナスは私に小さな声で言った。
私は『うん』と掠れるような声で言って、歩き出した。
自由行動が出来ない今、もちろん私は授業をさぼれないわけで、嫌々薬草学の授業に出席した。
クラスメイトが2人も欠けて、暗い雰囲気だ。
私がハリーたちと手を動かしていると、後ろから声をかけられた。
アーニー「あの、僕、君たちを疑ったことを悪く思ってます。君たちはハーマイオニーを襲うようなことをしない」
ああ、そういえばそんなこともあったなあ…
私は彼が差し出した手を握った。
『別に気にしてないよ。大体、そんな魔力があったらセブルス教授を操って愛の妙薬を作らせてる』
私が言うと、アーニーは少しぎこちなかったが、笑ってくれた。ハリーも許しているようで、彼と握手をしている。
ア「それにしてもマルフォイはどんな神経をしてるんだろうな？僕、彼が怪しいと思う」
ロ「良い勘してるよ、君は」
ロンは私達ほど容易く彼を許していないようだった。
ハリー「あっ、ロン！A！」
いきなりハリーに思いっきり叩かれる。私は顔を顰めた。
『いって！おい、何して───あ』
蜘蛛だ。小さな蜘蛛が、列を作って歩いていく。
ロンを見ると、情けない顔をしている。
ロ「禁じられた森の方じゃないか」
ハリー「今夜、行こう。透明マントを使って」
彼は耳元でこっそりと言った。
私は『オーケー』と軽く返事をして、また薬草をとる作業を始めたが、ロンは生唾をゴクリと飲んだ。
だが、ハーマイオニーのいない右側を見て、決心したように頷いた。
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黒金黒金(プロフ) - わーーーーめっちゃ面白かったです！！ (2022年5月30日 14時) (
レス) @page13 id: cd86d9f02f (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - まちなか有栖さん» うわ〜〜良かったです！笑、私もまちなかさんのコメントいっつも嬉しいです…… (2017年10月7日 16時) (レス) id: 19fb53cdaa (このIDを非表示/違反報告)
まちなか有栖(プロフ) - そんなことはないですwレスが来るたびに嬉しくって嬉しくってw更新頑張ってください!!! (2017年10月5日 19時) (レス) id: 7a9cf76150 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - まちなか有栖さん» いや！私こそいちいち返信して迷惑かなと思ってました…笑、まちなかさんのコメントとっても嬉しいので大丈夫ですよ笑 (2017年10月5日 8時) (レス) id: 19fb53cdaa (このIDを非表示/違反報告)
まちなか有栖(プロフ) - もう感想送りすぎて迷惑じゃないかと思っているこの頃ですww更新お疲れ様です!!話したいことが気になりますね...。更新頑張ってください!! (2017年10月4日 15時) (レス) id: 7a9cf76150 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O
| 作成日時：2017年7月20日 19時
