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「ええ…今更な気がする」
「うっせ!ほら隠してるうちに!」

目を隠している間に聞こえる脱衣の音が妙に興奮した。
俺マジもんの変態だったのかと、新境地にたどり着く直前にキヨくんチャック上げて…という声に引き戻された。
目を覆う手を退けると、ひらひらの○○○の服を着たAが居た。背中のファスナーに悪戦苦闘をしている。
似合ってるか似合ってないかで言うと、似合っている。女装なんてもんは笑いのネタにしかならないと思っていたが、着る人によるんだなと実感した。

「A…」
「ほら似合わないでしょ」
「いや似合ってる」
「キヨくんゲームし過ぎて視力落ちたんじゃない…僕の眼鏡掛ける?」

不意に外される眼鏡。その奥にあった瞳と目が合った瞬間、キヨは慌てて目を逸らした。
今ずっとこの目を見ていると、理性がぶっ飛んで何をするかわからない。

「? キヨくん?」
「ありがとうAもう着替えていいぞ」
「え、もういいの」

むしろ着替えてください自分の理性が切れる前に!と思いながら何度も頷いたら、だから似合ってないって言ったでしょーと笑っているAの声が聞こえて。こいつはこっちがこんなに我慢してるのに、とキヨは口元をひくつかせた。

あっという間の女装タイムが終わり、いつもの格好に戻ったA。
そんなAを見ても、相変わらず可愛いなと思ってしまうキヨは結局自分は末期なんだなと自覚した。

「あ…写真撮っときゃよかった」
「友達が撮ってくれたやつならあるけど」
「データ下さい」

そして後日、貰ったデータを引き伸ばしまくり買った複合機でそれを印刷するキヨが居たのだった。







┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ボツ案。
Aとキヨのすけべが見たいと言われたのでかいてたやつヘタレが消えとる



服のファスナーを上げてやろうとして、隙間から見える白い素肌。思わず触りたくなって、そのまま手を入れた。

「ひょえっ?!き、きききよく?!」
「ちょっと黙ってて、A」
「無理無理だってくすぐった、…っあはっ…!」

背中を指先で撫でるとAはくすぐったそうに肩を震わせ声を上げて笑った。そんな色気のない所も可愛くて、肩をはだけさせるとそこにちゅ、と口付けを落とす。

「っ…き、きよくん…?」
「A」

冗談ではないキヨの様子にAも緊張と困惑で振り向けば妙に熱っぽい視線で見られていて、ドキリの大きく心臓が飛び跳ねた。

「名前呼んで」
「え」
「俺の名前」
「…っキヨの名前文字数が

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作者名:アフロ田中 | 作成日時:2021年12月1日 4時

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