遠征先でぶった斬られたら小さくなってまた転生したんですけどどういうことだコノヤロー

第２話「羅見無十2」 ページ4

Γ可愛い・・・・！！」
全然可愛くない。どっちかというとあれは虫である。
Γ三十路のオバハンでもトリガーあれば戦えるんだぞー？」
あ、自分でオバハン言うちゃった。今のはなしで。
ポケットに手を伸ばした。しかし
Γない・・・・」
トリガーはなかった。代わりにあったのはいつも左手につけていた指輪。
Γわーお」
自分て一級フラグ建築士？うん、絶対そうだわ。これ確定な。
Γにーげよっと！！」
逃げるが勝ちだぁぁぁぁぁぁぁ！！！！
Γえ？なんで数年遅れのモテ期来るのぉぉぉぉぉぉぉ！？！？学生時代にこいやぁぁぁぁ！！」
残念ながら高校時代はモテなかった。あのＡ級２位の髭オヤジの同類である。
Γこっちくんなぁぁぁぁぁぁ！！来たら息子潰したるぞぉぉぉぉ！！！！」
残念ながらトリオン兵に息子はない。
Γその巨体の中には何が詰まってんすか！？夢と希望！？それとも心ぉぉぉぉぉぉぉ！？」
詰まっているのはトリオンと後はなんかしらである。
ちなみに三十路の頭には黙るという単語はない。詰まっているのはおふざけだけである。
Γまてぇぇぇぇ！！君には故郷に７歳の妹とお母さんがいるだろう！？早まるな！！！！」
全国の学生よ、見ろ。
これが可哀想な大人という神の領域を侵した咎人の姿だ。
Γはっ！？今誰かに貶された気が・・・・」
気のせい気のせい。何の事やら。
Γよし」
腹をくくった。コイツ倒そう。
Γトリガーなければ何も出来ない非力な女だと思うなよ・・・？」
先程まで逃げ回っていたヤツが言うか。
無十は拳を固め走り出す。
Γしゃんなろぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」
ドゴォォォォ！！と轟音を立ててトリオン兵は物理的に崩れ落ちた。
多少違うジャンプマンガが入ったような気がするがまぁいいだろう。
Γはっはー！！見たか！！私はやれば出来る子なんだ！！私マジ神！」
トリオン兵の残骸の上にたちそう言った瞬間。
Γ動くな」
私の頭に銃が突きつけられた。

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