宮ﾉ風神 ページ7
(ケータside)
………なんか、飛んでもないことになっちゃった。そもそも、大ガマに御守りを返すだけだったのに色々あって神様と仲良くなって今はここら辺の風を治めてる風神様に会いに行くことになってる。えっ？えっ？俺今、人生に一度あるか無いか位の体験をしてるの？
って言うか、風神様の館って隣の隣町にあるんだって。俺初めてだよ。隣の隣町に来るの。確か、七辻だっけ？しかも、なんかここ俺が知ってる妖怪とは随分とかけ離れた妖怪がうようよ居るんだけど。これが向こうの妖怪なのかな。
そうこうしているうちに森の中に入っていった。不思議な感覚がする。暫くすると綺麗な館が見えてきた。あれなのかな。
敦「美宙の宮様、北ノ谷の勝負神でございます。どうか、扉を開けてください。」
すると、スルスルと引き戸が開き中から凄く綺麗な着物を着た綺麗な女の人が出てきた。
美「審判神の敦か。よく来たな。お前の母親は力が殆ど無くなってしまったが元気だぞ。」
敦「そうですか………、あのまだ母を引き取ってもらえないでしょうか？恥ずかしい話、私は二十年もの間悪霊としてさ迷っていたためまだ安全な場所を確保出来ていないんです。」
美「別に構わない。………む、お前は勝利神の清乃か？」
清「！！どうして私を知っているんですか？」
美「何、自分が治めている町に住んでいる者くらい知っているさ。」
大「へぇー、そりゃスゲーな。」
美「っ？！！？！？大ガマ？！！お前、大ガマか？！！？！」
美宙の宮さんは凄い形相で大ガマに掴み掛かった。
美「お前っ、二十年もの間何処に居たのだ？！！お前が居るということは土蜘蛛さんも居るんだろうな！？！！教えろ！！土蜘蛛さんは何処だ！！」
大「はっ？！！お前何言ってるんだよ？！！」
清「美宙の宮様落ち着いてください！！」
清乃が美宙の宮さんを大ガマから引き剥がしここに来る前の出来事を話した。話を聞いていくうちに美宙の宮さんの顔色は曇っていった。
美「…………そうか、違うのか。……………すまなかったな、大ガマよ。」
大「あー、いやビックリしたけど大丈夫だ。」
美「………疲れただろう上がるといい。先客が居るが気にしないでくれ。」
言われるままに館の中に入ると玄関に下駄が二人分とスニーカーが二人分、ローファーが一人分置いてあった。先客が居るっていうのは本当のようだった。
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からくりピ工口 - 続きがとても気になります｡がんばってください (2017年2月26日 21時) (
レス) id: 46579c6b9f (このIDを非表示/違反報告)
長靴を履いた猫(プロフ) - ありがとうございます！文才が無く駄作ではありますが精一杯がんばります！ (2016年8月29日 23時) (レス) id: d2708a0321 (このIDを非表示/違反報告)
猫まるる(プロフ) - おぉ！あらすじ、設定を見ました！とても、続きが気になります！頑張って下さいｯ!!!この作品の一作目、今から見に行きます！ (2016年8月29日 21時) (レス) id: 65f7a09d9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長靴を履いた猫 | 作成日時：2016年8月28日 23時
