65話 ページ17
今日は実習があった。
実習から帰ってきて、部屋に戻ると…
仙「A、留三郎が熱を出した。」
…は?熱?
慌てて医務室へ行くと…
ぐったりして寝ている留三郎がいた。
伊「帰ってきたんだね!おかえり!」
あ「ただいま!…留三郎は?」
伊「朝からこんな感じなんだ…熱も下がらないし…」
あ「そっか…何か手伝えることある?」
伊「ううん!大丈夫だよ!だから、ずっと傍に居てあげてくれる?」
あ「…え、どうして?」
伊「Aが帰ってくるまでずっとAの名前呼んで魘されてたんだ」
あ「そうなのね(笑)」
伊「うん!僕は水を汲んでくるから!」
あ「分かった」
夢の中に私が居たのかしら…
私は留三郎の手を握った。
熱い。
やっぱり熱が高いんだ…
留三郎、私が実習でいない間無理したんだろうか。
あ「…留三郎、無理しちゃ駄目って言ったじゃん…全く…」
そう呟いた後、私は手を握ったまま寝てしまった。
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作者名:たうふ★ | 作成日時:2022年5月15日 19時