【忍たま】兄と彼は仲が悪い。２ (ページ14)

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62話ページ14

今日は最終日だ。

ありがたいことに今日も繁盛している。

あ「あ、留三郎〜。水が無くなったから川から汲んでくるね。」

留「気をつけろよ？すぐ戻るんだぞ？」

あ「分かってるって！」

川までは歩いてすぐだ。

川辺では子供たちが水切りをしながら遊んでいる。

あ「私も昔やったなあ〜。さて、この辺で水を…」

水を汲んで帰ろうとした時、悲鳴が聞こえた。

子供1「お姉さん！」

あ「どうしたの？」

子供1「お友達が川に流されちゃったの！助けて！」

あ「え？それは大変！今すぐ助けるよ！」

川へそのまま飛び込み子供を探す。

あ(早く見つけないと…！)

泳ぎは得意な方だ。

だが、川の流れが速いので油断できない。

あ(いた！)

川の岩に引っ掛かっている男の子を見つけた。

子供2「…お姉さん。助けてくれてありがとう。」

あ「お礼を言うのはまだ早いよ。…川の流れが速すぎる。このままじゃ戻れない。」

私達は岩の上に避難した。

陸までは遠い。

私は川辺の子供に叫んだ

あ「街の甘味屋の留三郎って人呼んできて！」