(完結)プラチナという名の足枷【学校のカイダン】2

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ツ「市姫Aさん、ですよね？！」

貴「あれ、私のこと知ってるのね。」

ツ「当然ですよ！プラチナ枠の方じゃないですか！え、どうして此処に？」

彗「ただの幼馴染だ。」

貴「はじめまして春菜ツバメさん。どうぞ私のことは気にせず彗と仲良くしてて？」

彗、ツ「「仲良くなんてない(ありません)！」」


綺麗に声が揃った二人。

仲が良いってこういうことじゃないかしら？


貴「あら、随分愉快な目安箱ね。」

ツ「ゆ、愉快？！」

彗「愉快だとさ！せいぜいその愉快な目安箱で迷える子羊たちを呼び寄せるんだな、メェ〜！」

ツ「やってみせますよ！」

貴「頑張って〜」


私はそういってコーヒーを一口飲んでまた本を読み始めた。

、のだが。


ツ「あの、市姫さんはどうして此処に居るんですか？」

貴「さっきも言ってたでしょう？幼馴染なの。敵ではないから安心して。」

彗「敵ではない。まあ、そうだな。」

ツ「でも市姫さんはプラチナですよね？」

貴「市姫さんじゃなくてAでいいし、敬語も要らない。プラチナなったのは本意でないからあまり気にしないでちょうだい。」

ツ「分かった！」

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