愛され病弱少女は須堂くんの彼女！【学校のカイダン】2

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目が覚めれば白い天井が、視界いっぱいに広がる。


そして、夏樹やみんなの顔。




夏樹「A、大丈夫かっ？」

美森「どこか痛いとことか苦しいところはっ？」

「みんな…」




外を見れば日が暮れていた。
時計を見れば18時前。




タクト「A昨日からずっと眠りっぱなしだったんだぞ…っ！？」

「うそ…そんなに…？」

玲奈「心配したんだから…！！」



涙ぐみながら抱きついてくる玲奈を抱きしめ返す。



「ん、…ごめんね…」



玲奈に抱きついていると、誰かに後ろから引きはがされて抱き寄せられた。



「なつ、き…？」

夏樹「…馬鹿。お前昨日の朝から体調悪かったんだろ」

「…うん、もっと気をつけるべきだったね、ごめんなさい…」

夏樹「……怖くなった。Aがいなくなるんじゃないかって」

「夏樹を置いてどこかに行ったりしないよ、…心配しないで？」




夏樹が弱いところを見せてくれるのがすごく嬉しい。
みんなはそんな夏樹を見て、驚いてるけど。

夏樹の背中に手を回して、さする。


しばらくしてはなれた夏樹は、もう悲しい顔をしていなかった。



笑顔で帰っていくみんなと夏樹を見送り、再び眠りについた。

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