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玲奈のママが呆れたように立ちあがる。


玲奈母「帰りましょ、こんな学校転校させます」


そういって玲奈の手を引いたが、玲奈は振り払った。
驚いた顔をした玲奈のママ。


そして夏樹が友忠さんのもとに歩み寄る。
そして決議書を取り上げ、破り捨てた。



夏樹「出てけよクソ親父。俺はな、別にあいつらがいたって一つの不利益も被らない。それに…てめえに与えられた自由なんていらねえんだよ。

俺の事は俺が決める」



波留もパパさんに近寄る。



波留「帰ってくれよ。あんたがいらついてると、俺までいらつきたくなんだよ」

陸「父さん、ごめん。…俺弁護士じゃなくて、小説家になりたい。自分の自由にさせてくれ」



ゆっくり夏樹がツバメたちの前に立つ。


夏樹「クソ親父たちを出張らせて、すまない」


そして、膝をつき、指輪を投げ捨てて…
ゆっくりと頭を下げる。



夏樹「皆に土下座をさせて、すまなかった」



それを見ていたわたし達も次いで、ツバメ立ちの前に土下座をした。



こうして、プラチナと特サ、という壁は取り払われた。



ーーーー

所変わって娯楽室。
特サとプラチナが向き合う。

そしてその中間に美森。


美森「えっと…」


美森がツバメと夏樹を握手させる。


美森「こういうこと?」



その光景に沸き立つ皆。
そして美森が私の肩に手を載せて夏樹と向き合わせる。



美森「あと…こっちも!」

「え…?」



ツバメと手を離した夏樹が私に向き合う。



夏樹「A、たくさん心配かけて不安にさせたよな。ごめん。…お待たせ」

「ううん、夏樹のもやもやが晴れてよかったっ」



ふ、と笑んだ夏樹にそのままぎゅ、と抱きしめられた。
その様子を見ていた周りは再び沸き立つ。


私はツバメに手招きをして呼んだ。



「ツバメ、…夏樹を助けてくれて本当にありがとう」

ツバメ「!…ううん、私は何も…」



謙遜するツバメの頭を撫でる。

そして夏樹に向き直すと、そのまま唇を奪われた。



「っん…っ!?」



夏樹は唇を触れさせただけで離れた。

いつもより優しい口づけに、周りが冷やかすのも気にせず私からもキスをした。

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アルム(プロフ) - 今も更新待っています!本当に面白いです! (2021年4月18日 22時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - 今も更新待っています!本当に面白いです! (2021年4月18日 22時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
らびっと - この作品が大好きで何回も読み直しています!!何度読んでもキュンキュンします!更新頑張ってください^o^ (2017年6月11日 5時) (レス) id: 9a86f7756f (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - すっごく面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月14日 3時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)
あんじゅ(プロフ) - この作品は、二、三回読んでます!その度にキュンキュンさせてもらってます。ありがとうございます。更新頑張ってください、待ってます。 (2017年5月2日 18時) (レス) id: 095aa0ad59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みる | 作成日時:2015年2月15日 0時

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