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アーサー「みんな、この人のお陰でいい席が手に入ったんだ……」
アーサーおじ様が言うと、バグマンさんはなんでもないというふうに手を振った。
バグマン「試合に賭ける気はないかね、アーサー？」
バグマンさんは、ローブに入った金貨をチャラつかせながら、熱心に誘った。
アーサー「あぁ、それじゃ、賭けようか。アイルランドが勝つ方にガリオン金貨1枚じゃどうだ？」
バグマン「1ガリオン？…………よし、よし、他に賭けるものは？」
フレッド「賭けるよ。37ガリオン、15シックル、3クヌートだ」
フレッドがジョージと2人で急いでコインをかき集めながら言った。
だまし杖も賭け金に上乗せする、というと、バグマンさんは大喜びした。
『賭けってそんなに楽しいものなの？』
ビル「んー、どうなんだろう、僕には分からないな」
アーサーおじ様は2人が賭けに参加することに乗り気じゃなかったが、バグマンさんに丸め込まれていた。
バグマン「お茶がまだだったな？バーティ・クラウチをずっと探しているんだが、」
バグマンさんがクラウチさんの名前を出すと、隣にいたパーシーが突然興奮し始めて驚いた。
ビルに聞くと、クラウチさんはパーシーの上司らしい。
『バグマンさん、アーサーおじ様、お茶です。どうぞ』
バグマン「ありがとうミス・ランスロット」
アーサー「A、何から何まですまないね、ノアに怒られそうだ」
『いえ、私が好きでやってる事ですから…怒られたら教えてください、私が怒ります笑』
アーサー「はは、ありがとう！」
ちょうどその時、焚き火のそばに魔法使いが1人、姿現わしでやってきた。
パーシー「クラウチさん！よろしければ、お茶はいかがですか？」
パーシーは息もつけずにそう言うと、首だけ上げてお辞儀をしたので、ひどい猫背に見えた。
クラウチ「ああ、いただこう。ありがとう、ウェーザビー君」
クラウチさんは少し驚いた様子でパーシーの方を見た。
そしてチラッとA達の方を見ると、Aはしっかり目が合った。
クラウチ「君は……」
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しなもんろーる(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！これからも絡ませていくつもりなので、ぜひお楽しみに！お気遣いありがとうございます泣 さらさんも体調には気をつけてお過ごしください… (2022年3月8日 0時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！お話凄く大好きです！！私はウッドと双子が大好きです！！ウッドとの絡みが多くて最高でした！！これからお話の続き楽しみにしてます！！コロナで大変ですがお体には気を付けてくださいね！！ (2022年3月4日 1時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年2月23日 22時
