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午後は、闇の魔術に対する防衛術の授業だった。
ロックハート「今日は最初にちょっとミニテストをやろうと思います。三十分ですよ、よーいはじめ！」
質問を見て、テストを解くのが馬鹿らしくなった。
1.ギルデロイ・ロックハートの好きな色は何？
2.ギルデロイ・ロックハートの密かな大望は何？
3.現時点までのギルデロイ・ロックハートの業績の中で、あなたは何が1番偉大だと思うか？
こんな質問が3ページ、延々と続いていた。
三十分後、ロックハートは答案を回収し、パラパラとそれをめくった。
ロックハート「チッチッチ、私の好きな色はライラック色だということをほとんど誰も覚えていないようだね。ミス・ランスロット！」
唐突に名前を呼ばれた。
近くにいるグレンジャーからは、恨めしそうな視線を感じた。
『はい、なんでしょう。』
ロックハート「君は1問も答えなかったね。なぜ無回答にしたのかな？」
ロックハートが言うと、クラスの女子からありえない、というような声が聞こえてきた。
ロンやハリーはニヤニヤ笑って、さすがA、なんて言っていた。
『私は闇の魔術に対する防衛術を学ぶためにこの授業を受けています。先生の過去の栄光を聞くつもりはありませんし、先生に興味はないです。無駄に授業時間を使うなら、私は帰りますが、』
そう言うと男子たちは爆笑し、女子たちは憤慨した。
私は机に置いた荷物を持ち、教室から出ようとした。
ロックハートは必死に私を引き止めた。
ロックハート「すまなかった、ミスランスロット。授業をしよう。」
『そうですか。』
ロックハート「オホン…えー、魔法界の中で最も汚れた生き物と戦う術を授けるのが私の役目です。君達はこれまでにない恐ろしい目にあうことでしょう。だが私がいる限り君達は安全ですぞ。どうか叫ばないようにお願いしたい。こいつらが暴れるから！」
ロックハートが、パッと籠の覆いをとると、そこにはピクシー妖精がいた。
シェーマスが笑うと、ロックハートは窘めるように指をふり、籠の鍵を開けた。
ピクシー妖精が飛び出してくると、教室は大騒ぎだった。
本やノートを引き裂いたり、インクをひっくり返したり、ネビルに至っては、シャンデリアに吊られてしまった。
ロックハートは呪文を唱えたが、全く効果はなく、本に書いてある栄光は、他人のものだと確信した。
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しなもんろーる(プロフ) - みおさん» ご覧頂きありがとうございます！私自身、ウッドも大好きなキャラクターなので、多めに登場させる節がありまして、(笑)これからも登場していますので、楽しんで頂けると嬉しいです！ (2022年2月27日 18時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - ウッドとイチャイチャできる作品がなかったのでとても嬉しいです!オチは違うかもしれませんが、これからもウッドと何かあったら嬉しいな…笑 (2022年2月8日 0時) (レス) @page40 id: e030db3d3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年1月28日 0時
