うみ ページ8
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「Aちゃーん」
『ぐぇっ、、』
「……かわいいー、いい匂いー」
『うみ、、苦しい、』
「あ、ごめん。可愛くてつい」
『ついじゃないのよ。そんな可愛い顔してもダメ』
むーっと目の前でむくれるのは中村海人。
慕ってくれてるのは嬉しいけど、スキンシップ激しめで、首を絞められることもしばしばある。
ちなみに今は、楽屋に戻ってきた瞬間うみに捕獲されて、抱き締められてる最中。
『どーしたの。』
「疲れた」
『じゃあこの体制しんどくない?』
「ううん、Aちゃんがいるからしんどくない寧ろ最高」
『どういうことよ…』
時折意味不明なことを口走るのがこの子の悪いところ。
メンバーもこれが日常茶飯事だから触れてこないけど、他の人が見たら絶対おかしいと思う。
「ん"ー……」
『眠いんでしょ』
「…なんでわかったの?」
『うみのことくらいわかるよ。ほら、ソファー空いてるから寝なよ』
「じゃあAちゃんも寝ようよ」
『残念、私今から取材あるから。ね、大人しく寝てて?』
「……わかったよ。」
『今日暇だったらウチにご飯食べに来ていいから。我慢して?』
「行く。寝とく」
『はい、うみ偉い。』
もちろん、一緒に私の家に帰って、夜ご飯を作ってあげた。
どうやら私、弟たちには弱いみたいです。
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作者名:しなもんろーる | 作成日時:2023年3月12日 14時