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ハリーとロンの後ろにドラコと並ぶと、私たちの後ろから、あの不快な声が聞こえてきた。
ハー「本当の空に見えるように魔法がかけられているのよ。
" ホグワーツの歴史 "に書いてあったわ。」
私が不快感に顔を歪めると、ドラコが気づいて声をかけてくる。
ドラコ「列車で言ってたやつって、もしかしてあいつか？」
『そう…。あの子とだけは同じ寮になりたくないわ。』
ドラコ「確かにな。めんどくさそうだ。」
先生が止まって1年生の前に四本足のスツールを置くと、その上に古びた帽子が置かれた。
「名前を呼ばれたら、帽子を被って椅子に座り、組み分けを受けてください。」
先生はそう言うと、長い羊皮紙の巻紙を手にして、名前を読み上げた。
「アボット・ハンナ！」
帽子「ハッフルパフ！」
1人ずつ名前が呼ばれ、帽子をかぶると寮の名前を帽子が叫んだ。
「グレンジャー・ハーマイオニー！」
あの偉そうな嫌な子だ。
そんな名前だったのか、と思いつつ、同じ寮でなければなんでもいいやと思った。
帽子「グリフィンドール！」
前にいたロンがうめいた。
母がグリフィンドールだった私も頭を抱えた。
「マルフォイ・ドラコ！」
ドラコ「じゃ、行ってくるよ。」
『うん。』
名前を呼ばれたドラコは、ふんぞり返って前に進み出る。
先生が帽子を被せると、頭に触れるか触れないうちに
帽子「スリザリン！」
と叫んだ。
「ポッター・ハリー！」
ハリーの名前が呼ばれると、広間中がザワザワとし始め、ハリーを一目見ようと首を伸ばしていた。
ハリーに帽子をかぶせると、帽子はうーんと唸った。
そんな中、ハリーは椅子の縁を握りして、ボソボソと何か呟いていた。
帽子「むしろ、グリフィンドール！！」
そう帽子が叫ぶと、グリフィンドールの席から割れるような歓声が上がった。
「ランスロット・A！」
ついに呼ばれた。
静まった広間が、またザワザワとし始めた。
「噂のランスロット家のお嬢様よ！」
「あの子、氷の姫って呼ばれてる子でしょ？」
「え、めちゃくちゃ美人じゃない！？」
「ランスロット家だし、スリザリンかグリフィンドールよね。」
「うちの寮に来てくれないかな」
私が椅子に座り帽子をかぶると、またまた唸った。
「ふーむ、、難しい。優しさに溢れ、勇気もある。頭も悪くないし、才能だってある。どこに入れたものかな…？」
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しなもんろーる(プロフ) - 雷さん» 分かりにくいのですが、ランスロット家が存在を認めていないのは、家族内でのことなんです… ただ、主人公の両親は完全な純血主義なので、ウィーズリー家をあまりよく思っていません。家族ぐるみの仲ではないんです…分かりにくくてすみません泣 (2022年2月27日 18時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
しなもんろーる(プロフ) - ホワイトチョコレートさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます…！是非これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2022年2月27日 18時) (レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 疑問なんですがウィーズリー家って血を裏切る者じゃなかったでしたっけ？ランスロット家はマグルと関わりがあるものの存在を認めてないのに何で家族絡みで仲がいいんでしょうか？アンチとかではなく素朴な疑問なので時間がある時に答えてくれると嬉しいです (2022年1月29日 0時) (レス) id: 6fcf3b2a43 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコレート(プロフ) - とっても面白くて、一気に全部読んじゃいました！更新楽しみにしてます！ (2022年1月22日 22時) (レス) id: 9c2801bf33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年1月18日 1時
