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グレンジャーが伝えてくれたことは、グリフィンドールの談話室に掲示されていた。
ハリー「そらきた。お望み通りだ。マルフォイの目の前で箒に乗って、物笑いの種になるのさ」
ロン「そうなるとはかぎらないよ。あいつ、クィディッチがうまいっていつも自慢してるけど、口先だけだよ。」
『ハリー、あなたなら大丈夫よ。だけどロン、ドラコは下手ではないわ。あんまり見くびっちゃダメよ。』
シェーマス「前から思ってたんだけどさ、Aってマルフォイと仲良いのか？なんでスリザリンじゃないんだ？」
シェーマスが大きめの声でそう言うと、談話室の視線が一気に私に集まった。
『…仲が良いとまではいかないかもしれないけど…。おとうさまとおかあさまはドラコのご両親と友人なの。』
ディーン「君、マルフォイと同じで、一家が純血主義なんだろ？スリザリンの方が合ってるよ。」
まさか自分がこんなに言われることになるとは思ってもみなかった。
確かに私は、グリフィンドールに相応しくないかもしれない。
前からずっと思っていたことだった。
『…そうね、そうかもしれないわ。』
いたたまれなくなって涙が出そうになった私は、逃げるように部屋に戻ってベッドに入った。
シェーマスやディーンに言われた言葉が頭の中でこだまする。
今まで散々下に見てきたマグル生まれの子達に、何も言えなかった自分が腹立たしかった。
――――――――――――――――――――――――――
ジョージside
「流石にあれは言い過ぎだぜ。」
フレッド「A、泣きそうだったぞ。」
ロン「ランスロット家は厳しいんだ。昔から純血主義の家柄でさ、マグルと関わった者は存在すら認めて貰えないんだぜ？そんな家で育てば、純血主義にもなるよ。」
ハリー「Aの家、そんなに大変なの…？」
ハーマイオニー「私、見に行ってくるわ」
ディーン「でも、何言われるかわかんないよ？」
ハーマイオニー「Aだって好きでなったわけじゃないでしょうし。やっと話してくれるようになったのに、また心を閉ざされちゃ困るもの！」
まさかAがあんなに言われるとは思わなくて、俺もフレッドも止められなかった。
Aの傷ついた顔が、脳裏に焼き付いている。
最初の頃のようにみんなに心を閉ざしてしまって、また孤立するかもしれない。
なんとかシェーマスやディーンを説得して、明日謝らせることにした。
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しなもんろーる(プロフ) - 雷さん» 分かりにくいのですが、ランスロット家が存在を認めていないのは、家族内でのことなんです… ただ、主人公の両親は完全な純血主義なので、ウィーズリー家をあまりよく思っていません。家族ぐるみの仲ではないんです…分かりにくくてすみません泣 (2022年2月27日 18時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
しなもんろーる(プロフ) - ホワイトチョコレートさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます…！是非これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2022年2月27日 18時) (レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 疑問なんですがウィーズリー家って血を裏切る者じゃなかったでしたっけ？ランスロット家はマグルと関わりがあるものの存在を認めてないのに何で家族絡みで仲がいいんでしょうか？アンチとかではなく素朴な疑問なので時間がある時に答えてくれると嬉しいです (2022年1月29日 0時) (レス) id: 6fcf3b2a43 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコレート(プロフ) - とっても面白くて、一気に全部読んじゃいました！更新楽しみにしてます！ (2022年1月22日 22時) (レス) id: 9c2801bf33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年1月18日 1時
