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私の隣に座った女の子は、少し威張った話し方をする子だった。
なんとなく嫌な予感がして、この子の近くにいてはいけないような気がした。
………あくまで勘だが。
ロン「お陽さま、雛菊、溶ろけたバター。デブで間抜けなねずみを黄色に変えよ。」
ロンは杖を振ったが、何も起こらなかった。
スキャバーズは相変わらずねずみ色で、グッスリ眠っている。
？？「その呪文、間違ってないの？あんまり上手くいかなかったわね。」
その女の子は続けた。
「私も練習のつもりで簡単な呪文をためしてみたことがあるけど、みんなうまくいったわ。私の家族に魔法族は誰もいないの。だから、手紙をもらった時、驚いたわ。」
" 私の家族に魔法族は誰もいないの "
その言葉を聞いた瞬間、このコンパートメントには居られないと思った。
ロンは私の顔を見て悟ったのだろう。青ざめた顔をしている。
『……へぇ…つまり、マグル生まれってことね。』
？？「それがなにか？」
『ロン、ハリー、ごめんなさい、私別のところで着替えてくるわ。気分が悪いの。』
ハリー「大丈夫？」
多分ハリーは気づいていないんだろうな。
いやきっと、" 純血主義 "を知らないだけだろう。
『大丈夫。』
そう言ってコンパートメントを出ると、近くのコンパートメントから人が出てきて、ふと顔を見ると、顔馴染みの彼だった。
？？「A！やっと見つけた。」
『ドラコ…。』
そう、ドラコ・マルフォイだった。
ドラコは私をコンパートメントの中に入れてくれた。
ドラコ「どうかしたのか？顔色が良くないぞ。」
『コンパートメントで隣の席に座ってきた子が、マグル生まれだったの。恥ずかしげもなく言うから、さすがにびっくりしたわ。』
ドラコ「それでか…。とりあえず、着替えるといい。僕たちは少し出てくるから。」
『ありがとうドラコ。それから、あなた達も。』
ドラコの隣にいたガッチリとした体つきの2人にも礼を言うと、少し顔を赤くしていた。
そのまま3人はコンパートメントを出ていき、私は気遣いに感謝しながらローブに着替えた。
10分くらいしてから、3人が戻ってきた。
ドラコ「もうすぐ着くらしいから、そろそろ戻った方がいい。…大丈夫か？」
『…えぇ、もう大丈夫。ありがとう。』
元のコンパートメントに戻ったあと、ハリーとロンに心配されたのは、言うまでもないだろう。
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しなもんろーる(プロフ) - 雷さん» 分かりにくいのですが、ランスロット家が存在を認めていないのは、家族内でのことなんです… ただ、主人公の両親は完全な純血主義なので、ウィーズリー家をあまりよく思っていません。家族ぐるみの仲ではないんです…分かりにくくてすみません泣 (2022年2月27日 18時) (
レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
しなもんろーる(プロフ) - ホワイトチョコレートさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます…！是非これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2022年2月27日 18時) (レス) id: 90f5e9193b (このIDを非表示/違反報告)
雷 - 疑問なんですがウィーズリー家って血を裏切る者じゃなかったでしたっけ？ランスロット家はマグルと関わりがあるものの存在を認めてないのに何で家族絡みで仲がいいんでしょうか？アンチとかではなく素朴な疑問なので時間がある時に答えてくれると嬉しいです (2022年1月29日 0時) (レス) id: 6fcf3b2a43 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコレート(プロフ) - とっても面白くて、一気に全部読んじゃいました！更新楽しみにしてます！ (2022年1月22日 22時) (レス) id: 9c2801bf33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しなもんろーる | 作成日時：2022年1月18日 1時
