検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:8,227 hit

る攻め ページ11

「ここが商売繁盛などのご利益がある花園神社です。」


朱塗りの鮮やかな社殿が、とても華やかで美しい。商売繁盛のご利益があるなんて、ちゃんとお参りしておかなきゃ。


「ここには名前の通り、花園もあるんです。」そう言って歩くそよ姫さまの後をぞろぞろとみんなでついて行けば、綺麗な花が咲き乱れている場所があった。


「綺麗…。」と星花はうっとりとした口調で呟く。たしかに、ものすごく綺麗だ。


神楽ちゃんも、キラキラした目で花を見ていた。やっぱり女の子だもんね。


ハッと横を見れば、鼻をほじりながら、死んだ魚の目で花を見ている銀さんがいた。うーん…。なんとなく分かってたし、いつものことだろうけど…ねえ?


新八くんが、小声で注意している。いつもお疲れ様です。


「じゃあ、お参りも済ませたことだし、次は銀さんが案内しまーす!」と先ほどとはうって変わって、楽しそうな様子の銀さんが言った。


大丈夫かな……大丈夫…だよね?


銀さんの後に、星花と神楽ちゃんとそよ姫さまが続き、私と新八くんと六転舞蔵さんが並ぶ。


この気まずさはどうしたものか……


「……えっと…しりとりでもします?」とりあえずそう提案してみれば、


「え?…そうですね。やりましょうか…!」と新八くんは不思議そうな顔をしながらも、笑みを浮かべて言ってくれた。


舞蔵さんも、訝しむような顔をしながらも頷いてくれる。


よかった……。そう思っていると、


「俺も入れろよ。」と銀さんも突然振り返り言った。その顔にはニヤリとした笑みを浮かべている。なんだか嫌な予感が……。




「る…留守!」と私が言えば、酢醤油と舞蔵さんが続け、弓と新八くんが言い、「味噌汁。」と銀さんに繋がる。


さっきから銀さんは嫌がらせのように、終わりに「る」のつく単語ばかりを言ってくる。ほんものの鬼だ。


「え?また?……る、留守番電話…!」


和紙、鹿、と続いて次は銀さんだ。さあどうなる?


「粕汁。」銀さんがニヤリと笑ってそう言った。どんだけ汁物好きなんだ…!


る?ルンバは言ったしルビーも言ったし……。ああもう!!


「留守番!はい、終わり!」と私は無理矢理終わらす。


銀さんが笑っているのを見て、私は不満そうに顔を逸らした。る攻めは勝てない!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


銀魂の世界での江戸の観光地がわからないので、東京に実際にある神社を登場させました。

行ったことはありません笑

縁日→←江戸観光



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂本辰馬 , もっさん   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

坂本雪奈(プロフ) - 大福(。-_-。)さん» 私も嬉しいです! (2018年12月24日 0時) (レス) id: 075208253c (このIDを非表示/違反報告)
大福(。-_-。)(プロフ) - 坂本雪奈さん» やはりそういうことですかね……!辰馬好きなんですね!周りに辰馬好きの人いないから、仲間がいて嬉しいです笑笑 (2018年12月24日 0時) (レス) id: 509ac84e45 (このIDを非表示/違反報告)
坂本雪奈(プロフ) - 多分、ようこそ推し尊いの世界へという事だと思います!私も辰馬大好きです! (2018年12月19日 16時) (レス) id: 0d84f3c92e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:大福(。-_-。) | 作成日時:2018年5月5日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。